日本中東学会

年次大会・公開講演会・研究会等

会員からの情報(2022年)

会員から寄せられた研究会・講演会情報です。

開催情報

《1月》《2月》《3月》《4月》《5月》《6月》《7月》《8月》《11月》

11月

マイノリティとして生きる―アメリカのムスリムとアイデンティティ(写真展の開催)
2022年11月18日~12月15日 NEW

8月

イスラーム信頼学ワークショップ「移民第2世代のコネクティビティとアイデンティティ」
2022年8月4日

7月

イスラーム信頼学ワークショップ「近世における権力とコネクティビティ」のご案内
2022年7月19日
「都市の世界史」第4回オンライン講演会のご案内
2022年7月15日
SRC夏期国際シンポジウムの御知らせ
2022年7月7日,8日

6月

「イスラーム地域研究・若手研究者の会」6月例会(2部)のお知らせ
2022年6月26日
海外学術調査フォーラム(東京外国語大学AA研)のご案内
2022年6月25日
国際研究集会:The Indian Ocean, 1600-1800: Exploring the Frontier of Maritime History in Japan (Part Ⅱ) 17-18世紀のインド洋 —日本をめぐる海域史研究の広がりのために—(パートⅡ)のお知らせ
2022年6月24日
第41回スラブ・ユーラシア研究センター公開講演会の御知らせ
2022年6月24日
イスラーム信頼学WS「現代イスラームの思想と戦略:文明間・男女間の分断の克服に向けて」のお知らせ
2022年6月21日
アルジェリア映画「パピチャ」上映会のご案内
2022年6月20日
現代クルド・ナショナリズムに関する中東研究セミナー開催のご案内
2022年6月19日
セファトゴル教授講演会のご案内
2022年6月16日
2022年度日本イスラム協会前期公開講演会のご案内
2022年6月12日
公開研究会「武人たちのユーラシアー越境・征服・統合-」(全三回)第二回「“武”の多様性──動乱と征服の時代」お知らせ
2022年6月11日
「イスラーム地域研究・若手研究者の会」6月例会のお知らせ
2022年6月11日
UTCMES主催「深掘り! オマーン・スルタン国」の開催のお知らせ(第1回 6/11 15:00-16:30)
2022年6月11日
第6回日本ゲニザ学会オンライン講演会のお知らせ ~中世ユダヤの商業ネットワーク~
2022年6月11日
中東情勢オンライン講演会(青木 健太 中東調査会研究員「ターリバーン暫定政権の対外政策とアフガニスタン・中国関係」)
2022年6月10日
「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」 第3回研究会のご案内
2022年6月7日

5月

オックスフォード・SPF・早稲田国際フェローシップ フェロー募集のお知らせ
2022年5月30日
パレスチナ学生基金2022年度公開講演会のお知らせ
2022年5月29日
「都市の世界史」第2回講演会のご案内:森本公誠先生「アラブの軍事都市(ミスル)」
2022年5月24日
ウサーマ・マクディシー『共存の時代』読書会第6回のご案内
2022年5月21日
M. Khodarkovsky教授研究セミナーのお知らせ
2022年5月20日
2022年度公開講座「溶解する帝国――ロシア帝国崩壊を境界地域から考える」
2022年5月9日~30日
「シャリーアと近代」令和4年度第1回(通算第104回)研究会のご案内
2022年5月8日

4月

イスラーム信頼学ワークショップ「強いられた移動を受け止める近代の仕組み」のお知らせ
2022年4月29日
シンポジウム:「 「文明の生態史観」と地球社会」開催のお知らせ
2022年4月25日
「都市の世界史」第1回講演会のご案内:4/22(金)19:30~21:00・深見奈緒子先生「都市の歴史:生態圏と形態・人口」
2022年4月22日

3月

巣ごもり読書会『だれも知らないイスラエル』
2022年3月30日
「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」 第2回研究会のご案内
2022年3月28日
GEAHSS関連シンポジウム2件のご案内
2022年3月27日
GEAHSSシンポジウムへの協力依頼
2022年3月27日
第20回中央アジア古文書研究セミナーのご案内
2022年3月26日, 27日
イスラーム信頼学ワークショップ「アフガニスタン問題と越境的イスラーム主義の起源」のご案内
2022年3月26日
オンラインシンポジウム「ウクライナ戦争の背景とその波紋:我々は今どこにいるのか」(Mar.25)のお知らせ
2022年3月25日
東文研セミナー「第3回オスマン帝国史研究セミナー」のご案内
2022年3月25日
「中東のベーシック・インカムに関する研究会」のご案内
2022年3月25日
フィールドサイエンス・コロキアム「コロナ状況下で教える/はじめるフィールドワーク」」
2022年3月18日
2021年度イスラーム信頼学全体集会 「信頼学のレシピ ~素材と方法編~」のお知らせ
2022年3月14日
中東情勢オンライン講演会(河野章 駐アルジェリア特命全権大使「最近のアルジェリアの政治経済情勢」)
2022年3月9日
開催のお知らせ 3/7 Emergence and Development of Maritime Territoriality: Three Experiments from the Pacific, the Persian Gulf and the Western Indian Ocean
2022年3月7日
2021年度 第5回 大東 西アジア研究会(新ノウルーズ研)のお知らせ
2022年3月6日
映画シンポジウム「女らしさ Mohtarama」(2013年、アフガニスタン)
2022年3月4日
特別講演「間宗教的学び:科学のみならず、アートとして」
2022年3月4日

2月

連続講義 ナフタリ・シュムエル・メシェル博士(エルサレム=ヘブライ大学)ヘブライ語聖書への4つのパースペクティブ:「ヘブライ語聖書研究」への序論
2022年2月27日, 28日
「イランのリアルな音楽文化」シャヒーンの会オンラインセミナー開催のお知らせ
2022年2月27日
中東音楽レクチャー・コンサート『アナトリアのアレヴィー:音楽は語る』
2022年2月26日
みんぱく特別研究ワークショップ 「たばこから見る近代地中海世界と日本」開催のお知らせ
2022年2月25日
グローバル関係学最終報告会/グローバル関係学コンソーシアム発足ワークショップ開催のご案内
2022年2月21日
「イスラーム地域研究・若手研究者の会」2月例会のお知らせ
2022年2月19日
エジプトの貧困と不平等に関する中東研究セミナーのご案内
2022年2月18日
日本学術振興会カイロ研究連絡センター第15回定例懇話会のお知らせ
2022年2月18日
日本ゲニザ学会主催<ユダヤ・アラビア語読解ワークショップのお知らせ>
2022年2月17日~21日
寄進の比較研究総括研究集会
2022年2月12日,13日
ワークショップ「思想と戦略に見るムスリム・コネクティビティ:ミャンマーとインドネシアの事例から」のお知らせ
2022年2月12日
公開シンポジウム「女性の財産権・相続をめぐる比較ジェンダー史」のご案内
2022年2月11日
「『シリア難民の今』を考える公開シンポジウム」のお知らせ
2022年2月9日
龍谷大学シンポジウム「神秘思想における「善悪の彼岸」―否定神学と悪魔論をめぐって―」のご案内
2022年2月7日
『リトル・パレスティナ』上映・監督講演会
2022年2月6日
日本学術振興会カイロ研究連絡センター第13回定例懇話会のお知らせ
2022年2月4日
2.2中東情勢オンライン講演会(松永泰行 東京外国語大学大学院教授「ライースィー政権下のイラン――課題と展望――」)
2022年2月2日

1月

AA研共同利用・共同研究課題「中東・イスラームの歴史と歴史空間の可視化分析」研究会「イジャーザがつなぐ都市・人・学知」のお知らせ
2022年1月29日
第6回「中央ユーラシアのムスリムと家族・規範」研究会のお知らせ
2022年1月29日
日本学術振興会カイロ研究連絡センター第13回定例懇話会のお知らせ
2022年1月28日
中東情勢オンライン講演会(天寺祐樹 駐リビア臨時代理大使「国政選挙を巡るリビア情勢」)
2022年1月28日
人文学のための古代DNAセミナーの御知らせ
2022年1月28日
ブックローンチのお知らせ:ロシア東欧ユダヤ史からイスラエルを見る
2022年1月26日
第4回中東音文化研究会(オンライン開催)のお知らせ
2022年1月22日
名取洋之助写真賞受賞作品展のお知らせ
2022年1月21日, 2月4日
「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」 研究会のご案内
2022年1月19日
2022年1月19日
中東の「公共性と福祉」研究会のご案内
2022年1月13日
駒場中東セミナー「ムスリム知識人が問い直す伝統と近代:エジプト的な宗教認識を軸として」
2022年1月12日
「アラブ、イランの女性映画監督」シャヒーンの会オンラインセミナー開催のお知らせ
2022年1月8日
中東現代文学研究会1月例会のお知らせ
2022年1月8日
イスラーム信頼学ワークショップ「ディアスポラによる「遠隔地ナショナリズム」と信頼構築」のお知らせ
2022年1月6日

11月

マイノリティとして生きる―アメリカのムスリムとアイデンティティ(写真展の開催)

11月18日(金)より東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にて、写真展「マイノリティとして生きる――アメリカのムスリムとアイデンティティ」を開催します。12月4日(日)には写真家のリック・ロカモラ氏を迎えて記念セミナーもあります。

みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

<写真展・セミナー>マイノリティとして生きる――アメリカのムスリムとアイデンティティ
<Photo Exhibition/Seminar>Identities of a Minority: Muslims in America

この秋、アメリカ在住の写真家リック・ロカモラ氏の記録写真集が東京外国語大学出版会より刊行されます。この本は、2001年の「9.11」以後のアメリカで暮らすムスリムに焦点をあて、かれらの日常の一端を捉えた写真と、関連するテーマを論じたエッセイや解説からなっています。

写真展では、本書の出版を記念し、集録された写真のいくつかを展示します。ロカモラ氏は自らの写真を、現代のアメリカに生きるムスリムの「目に見える声」と表現しています。本写真展の狙いは、写真が語るかれらのライフストーリーの一部を通して、人の生とは、出自や宗教の内側に閉じ込められるものではないと示すことにあります。世界のいまを知るために、そして、生きることについてあらためて考えるために、ぜひご来場ください。

A photo book will be published this fall by the Tokyo University of Foreign Studies Press. It is a collection of documentary photographs by Rick Rocamora, a Philippine-born photographer living in the United States. The book contains photographs and texts depicting some aspects of the daily lives of Muslims living in the U.S. after the 9/11 tragedy in 2001.

The exhibition will commemorate the book's release by featuring some photographs from the collection. As Rocamora puts it, these photographs convey the "visual voices" of Muslims living in the U.S. today. Through the visualization of their life stories documented in these photographs, the exhibition aims to deliver the idea that human life is not confined to origin or religion. We hope the exhibition gives visitors a chance to learn about the world today and rethink what it means to live.

詳細情報/More Information

日本語:https://islam-gender.jp/news/364.html

English:https://islam-gender.jp/en/3.html

*出版社による写真集のウェブページ https://wp.tufs.ac.jp/tufspress/books/book76/

◆写真展 Photo Exhibition
  • 開催期間 Date:2022年11月18日(金)~12月15日(木)/From November 18 (Fri) to December 15 (Thu), 2022
  • 開催時間 Time:11:00-16:30*
◇セミナー Seminar
  • 開催日 Date:2022年12月4日(日)/Sunday, December 4, 2022
  • 開催時間 Time:13:00-15:00

※セミナーは対面およびオンラインにて参加が可能です。
※参加には事前申し込みが必要です。

・場所 Location:
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies

* 詳細は以下のリンクをご覧ください

* For more information, please visit the following links

日本語:https://islam-gender.jp/news/364.html

English:https://islam-gender.jp/en/3.html

共催:
基盤研究(A)
イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(代表:長沢栄治、20H00085)
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所
Organizers:
Grant-in-Aid for Scientific Research (A): Research Project on Islam and Gender: Towards a Comprehensive Discussion
The Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies

8月

イスラーム信頼学ワークショップ「移民第2世代のコネクティビティとアイデンティティ」

科学研究費学術変革領域研究(A) 「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」(イスラーム信頼学)は、東洋大学社会学部の村上一基さんをお招きし、ワークショップ「移民第2世代のコネクティビティとアイデンティティ」を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

ワークショップ「移民第2世代のコネクティビティとアイデンティティ」

日時:
2022年8月4日(木)13:00-15:00
報告者:
村上一基(東洋大学社会学部)
報告題目:
「フランスにおけるムスリムコミュニティと移民第2世代」
コメンテーター:
工藤正子(立教大学、B02班研究分担者)
司会:
黒木英充(東京外国語大学AA研/北海道大学SRC、A03班研究代表者・領域代表者)
【発表要旨】
フランスは、1980年代以降、マグレブ諸国やサブサハラ諸国をルーツに持つ移民第2世代の統合が社会問題のひとつをなしてきた。
そこではかれらの学業挫折や失業、非行・犯罪などだけでなく、スカーフ論争やテロリズムをはじめとする「イスラーム」が問題とされてきた。
本報告では、2009年からパリ郊外で実施してきた調査の結果から、ムスリムが集住する地区において、いかにイスラームが「遍在」しており、そのことが地域のコミュニティ形成にどのように機能しているのか、
また家族や地域社会が第2世代のアイデンティティにどのような影響を与えているのかを検討する。
そして、地域社会においてイスラームが日常生活の基本原理となっているだけでなく、人びとのつながりをつくり、支えとなっていること、第2世代は家族で伝承されたイスラームを家族のつながりとして保持したり、「個人主義的な選択」として新たなアイデンティティとして探求していくことを明らかにする。
使用言語:
日本語
開催形態:
一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
【イベントページ】
https://connectivity.aa-ken.jp/activity/693/
【事前登録】
こちらのリンクよりお申込みください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUrd-iqqDssHN1jSWkMXKGjPGbu9Z789h0k
【共催】
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
A03班「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(ILCAA/SRC); 20H05826)
B02班「思想と戦略が織りなす信頼構築」(研究代表者:山根聡(大阪大学);20H05828)
【本件お問合せ先】
太田(塚田)絵里奈
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 特任助教
e.otatsukada [@] gmail.com
e.otatsukada [@] aa.tufs.ac.jp

7月

イスラーム信頼学ワークショップ「近世における権力とコネクティビティ」のご案内

科学研究費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」(領域代表:黒木英充)では、B01班とC01班の共催で、下記のようにワークショップ「近世における権力とコネクティビティ」をオンラインで開催いたします。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

参加を希望される方は、以下のオンライン登録フォームにてお申し込みください。
※ご登録いただくことで当日のリンクが自動送信されます。リンクの共有はできませんのでご注意ください。

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZ0kcu2spzwpHdS_kYSdmySLXt3aYAqbKsRS

日時:
2022年7月19日(火)14:00~17:00
報告:
守田まどか(東京外国語大学AA研/B01 研究員)
「18世紀前半イスタンブルの街区と異宗教間コネクティビティ」
太田信宏(東京外国語大学AA研/B01 研究分担者)
「南アジアの「多様性社会」における国家体系の形成を再考する――近世期を中心に」
コメンテーター:
篠田知暁(東京外国語大学AA研/C01 研究分担者)
使用言語:
日本語
開催形態:
一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催/要事前登録
共催:
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム共同体の理念と国家体系」(研究代表者:近藤信彰(AA研)課題番号:20H05827)/科研費学術変革領域研究(A)「デジタルヒューマニティーズ的手法によるコネクティビティ分析 」(研究代表者:熊倉和歌子(AA研)課題番号:20H05830)
問い合わせ・連絡先:
守田まどか  mmorita[at]aa.tufs.ac.jp

「都市の世界史」第4回オンライン講演会のご案内

「都市とは何か」を検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「都市の世界史」を開催しております。
第4回は下記の要領で行います。

日時:
2022年7月15日(金)19:30~21:00
講師:
森安 孝夫先生(大阪大学)
テーマ:
「中央ユーラシアのオアシス都市と草原都市」
【講師紹介】
(公財)東洋文庫監事、大阪大学名誉教授。専門は仏教・マニ教時代の中央ユーラシア東部の歴史と古ウイグル文献学。専門書に『東西ウイグルと中央ユーラシア』(名古屋大学出版会、2015年)、Corpus of the Old Uighur Letters from the Eastern Silk Road (Berliner Turfantexte 46, Turnhout: Brepols, 2019) などがあり、概説書に『シルクロードと唐帝国』(講談社学術文庫、2016年)、『シルクロード世界史』(講談社選書メチエ、2020年)がある。

*今回は、イスラム化以前の中央ユーラシア東部の都市の典型として、オアシス都市と草原都市があること、農耕定住民の築いたオアシス都市は紀元前から存在するも、紀元後に現れる草原都市の成立にはいくつかの要因があり、そこでは騎馬遊牧民と農耕定住民の共生関係が見られたことなどをお話しいただきます。

申込先: https://forms.gle/BUwxUD3zcgALFXbB9

*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の7月14日正午までに、上記のURLからお申し込みください。

*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

本連続講演会は、新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」計画研究「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」(代表:守川知子)にて行ってきた「西アジア都市研究」を発展させたものです。
ご講演は45~50分、質疑応答は40~45分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。

奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

【これまでの講演会】

第1回・4月22日(金) 深見奈緒子先生(日本学術振興会カイロ研究連絡センター)「都市の歴史:生態圏と形態・人口」
第2回・5月24日(火) 森本公誠先生(東大寺)「アラブの軍営都市(ミスル)」
第3回・6月21日(火) 菅谷成子先生(愛媛大学)「スペイン植民地都市マニラ」

【今後の予定】

第5回・9月28日(水) 稲葉穣先生(京都大学)
第6回・10月 深沢克己先生(東京大学)
第7回・11月 松井洋子先生(東京大学)
第8回・12月 常木晃先生(筑波大学)

皆様のご参加をお待ちしております。

SRC夏期国際シンポジウムの御知らせ

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターは、夏期国際シンポジウム「アナーキスト的転回?長い20世紀における帝国支配と抵抗」を、7月7日(木)と8日(金)の2日間に亘って開催いたします。

開催形式はオンラインとなります。

参加登録やプログラム等々の詳細につきましては、下記URLのシンポジウム・ウェブサイトを御覧下さい。
https://src-h.slav.hokudai.ac.jp/sympo/2022summer/index-j.html

多くの皆さまの御参加を御待ちしております。
また、御関心があると思われる方々への情報の転送も歓迎いたします。
どうぞ宜しく御願い申し上げます。
失礼致します。

6月

「イスラーム地域研究・若手研究者の会」6月例会(2部)のお知らせ

早稲田大学の荒井と申します。イスラーム地域研究・若手研究者の会では、下記の通り6月例会(第2部)を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
*6/11開催の例会とは別途ご登録が必要です。

日時:
6月26日(日)14:00-17:00
発表者:
原陸郎氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科一貫制博士課程)
コメンテーター:
加藤瑞絵氏(清泉女子大学非常勤講師)
題目:
ハンバリー・スーフィーとしてのイブン・カイイム・ジャウズィーヤ
要旨:
本報告では、マムルーク朝期のダマスクスで活躍したハンバル学派の学者であるイブン・カイイム・ジャウズィーヤ(1292-1350)によるスーフィズム批判、ならびに彼が理想としたスーフィズム像の分析を通して、ハンバル学派におけるスーフィズム像について考察します。

本例会は事前登録制となります。下記リンクよりお申込み下さい。

このミーティングに事前登録する:
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUtdu6qrj4jGtAthMrDMz6VZphuUmRNCCB3

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

海外学術調査フォーラム(東京外国語大学AA研)のご案内

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所では、2022年6月25日(土) に、海外学術調査フォーラムを、以下の通り、オンラインで開催します。参加登録のご案内とともに、ポスター発表者の募集を行いますので、皆さまのふるってのご応募を、お待ちしております。

日時:
2022年6月25日(土) 10:00~16:00
会場:
オンライン開催(Zoom)
10:00~11:35
海外学術調査ワークショップ:共通テーマ「フィールドサイエンスと共同研究の可能性」 挨拶:星 泉(AA研 所長) 司会:外川 昌彦(AA研)
報告1 「なぜ今エッジワークなのか?―共同研究に開かれたフィールドワークを求めて」 田中 雅一(国際ファッション専門職大学)
報告2 「ゲノム情報から復元された琉球列島人の集団史―新学術領域「ヤポネシアゲノム」から」 松波 雅俊(琉球大学)
報告3 「エチオピアの栽培植物に関する歴史研究を通して見た学際的共同研究の可能性」 石川 博樹(AA研)
11:35~12:15
テーマ別分科会/ラウンド・テーブル
13:00~14:00
全体会議 「科学研究費についての解説と質疑応答」日本学術振興会担当者 質疑:飯塚 正人(AA研)
14:05~16:00
海外学術調査フェスタ:ポスター発表/オンライン情報交換ラウンジ 司会: 野田 仁(AA研)/椎野 若菜(AA研)

1.参加登録の受付

フォーラムの詳細については、下記をご参照ください。
https://gisr-forum.aa-ken.jp/
参加ご希望の方は、こちらから事前の登録をお願い致します。(締切:6月22日(水)正午)
https://gisr-forum.aa-ken.jp/registration_form.html

2.ポスター発表者の募集

ポスター発表の詳細については、下記をご参照ください。受付締切は、5月27日(金)正午です。希望者には、フォーラム参加中のご自宅などでのベビーシッター費用の補助を行います。

https://gisr-forum.aa-ken.jp/festa.html

フィールド調査で豊かな経験を積まれた研究者、これから新たなフィールド調査に臨む研究者、 近い将来フィールド調査研究を計画している若手研究者などによる情報交換や研究ネットワーク構築の機会として、ご活用を頂ければ幸いです。

【問い合わせ先】

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
海外学術調査フォーラム事務局 〒183-8534東京都府中市朝日町3-11-1
https://gisr-forum.aa-ken.jp/
e-mail: gisr[a]aa.tufs.ac.jp

国際研究集会:The Indian Ocean, 1600-1800: Exploring the Frontier of Maritime History in Japan (Part Ⅱ) 17-18世紀のインド洋 —日本をめぐる海域史研究の広がりのために—(パートⅡ)のお知らせ

東京大学ヒューマニティーズセンター(HMC)でございます。本センターの国際研究集会「The Indian Ocean, 1600-1800: Exploring the Frontier of Maritime History in Japan (Part Ⅱ)  17-18世紀のインド洋 —日本をめぐる海域史研究の広がりのために—(パートⅡ)のご案内をいたします。

昨年11月のパートⅠに引き続き、6月24日(金)9:00-12:00「17-18世紀のインド洋 ―日本をめぐる海域史研究の広がりのために―(パートⅡ)」を開催いたします。大東敬典氏とMartha Chaiklin氏を講師に迎え、それぞれペルシア湾、ベンガル湾という二つの湾から見た前近代インド洋海域世界について知見を深めるとともに、東アジア海域史研究との接続を試みます。

登壇者は、松方冬子、Travis Seifman、大東敬典、岡本真、Martha Chaiklin、櫻庭美咲となります(敬称略)。

【日時】
2022年6月24日(金)9:00-12:00am (JST, UTC+9)
【開催方式】
Zoomオンライン開催
【言語】
英語・日本語(同時通訳付き)
【参加】
どなたでも参加いただけます。情報確認及び事前登録はこちらから(6月21日まで)↓
https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/open-research/b/indian-ocean-2/
【主催】
東京大学史料編纂所共同利用共同研究拠点特定共同研究(海外史料領域)「本所所蔵在外日本関係史料の多角的利用のための翻訳研究」(モンスーン-Ⅱ)
【共催】
東京大学史料編纂所・東京大学ヒューマニティーズセンター・維新史料研究国際ハブ拠点
<司会>
Travis Seifman(東京大学史料編纂所)
<趣旨説明>
松方 冬子(東京大学史料編纂所)
<報告>
大東 敬典(東京大学史料編纂所)
“Rethinking the Dutch Decline in the Persian Gulf: An Analysis of VOC Shipping Lists”
<討論・話題提供>
岡本 真(東京大学史料編纂所)
<報告>
Martha Chaiklins
“Ivory in the Bay of Bengal”
<討論・話題提供>
櫻庭 美咲(神田外語大学)
<全体討論>
◇連絡先
東京大学ヒューマニティーズセンター特任研究員
祝世潔

第41回スラブ・ユーラシア研究センター公開講演会の御知らせ

今回は幣センターが6月24日(金)に開催いたします、
第41回スラブ・ユーラシア研究センター公開講演会の御知らせです。
https://src-h.slav.hokudai.ac.jp/jp/seminors/src/src_kokai.html

幣センターのクロスアポイントメント教員である黒木英充教授に、下記の要領で御講演いただきます。
オンラインの開催となります。皆さま振るって御参加下さい。
情報の転送も歓迎しております。

日時:
2022年6月24日(金)18:00−19:30
演題:
21世紀の東方問題――アフガニスタンからウクライナへ
講師:
黒木英充
会場:
オンライン講演会 (Zoom会議)
登録:
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_B08DU_8hSI2jp0MNw59-rg

イスラーム信頼学WS「現代イスラームの思想と戦略:文明間・男女間の分断の克服に向けて」のお知らせ

イスラーム信頼学B02「思想と戦略が織りなす信頼構築」班とB03「紛争影響地域における信頼・平和構築」班は、ワークショップ「現代イスラームの思想と戦略:文明間・男女間の分断の克服に向けて」を開催いたします。
皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

ワークショップ「現代イスラームの思想と戦略:文明間・男女間の分断の克服に向けて」

日時:
2022年6月21日 15:00–17:00
報告者:
飯塚正人(東京外国語大学AA研、B02班研究分担者)
後藤絵美(東京外国語大学AA研、B02班研究分担者)
コメンテーター:
見市建(早稲田大学、B03班研究分担者)
司会:
藻谷悠介(大阪大学、B02班研究員)
15:00-15:30
 
飯塚正人「近代西洋との対立論、「文明の衝突」論の克服を目指すイスラーム再考の思想戦略史<序論>」
15:40-16:10
 
後藤絵美「イスラームにおける男女平等論の展開――「ムサーワー」の思想と戦略」
16:15-16:30
 
コメント
16:30-17:00
 
質疑・応答
使用言語:
日本語
開催形態:
一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催/要事前登録
【イベントページ】
https://connectivity.aa-ken.jp/activity/682/
【事前登録】
こちらのリンクよりお申し込みください。
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZwtcuuorjIsGNHisH0p-bB6_rHDSpvtNLAt
【お問合せ先】
藻谷悠介(motani.hmt[at]osaka-u.ac.jp)

アルジェリア映画「パピチャ」上映会のご案内

上智大学アジア文化研究所は本学イスラーム地域研究所、科研費基盤(A)「イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究」(代表:長澤栄治)との共催で、アルジェリア映画「パピチャ」の上映会を6月20日(月)に開催します。
イスラーム原理主義が台頭し内戦となった1990年代の「暗黒の10年」を舞台に、アルジェリアの女子大生たちを描いた映画を上映し、マグリブ研究者の私市正年氏(上智大学)に解説いただくことで、アルジェリアとマグリブ(北アフリカ)における国家、社会とジェンダーを理解します。(映画はアラビア語・フランス語、日本語字幕:解説は日本語)

*6月15日(水)までに、下記のフォームから参加登録をお願いいたします。
参加申し込みフォーム Registration: https://forms.gle/Kf6kaVrotcYNwE3b9
 (Registration deadline  June 15th, 2022 )

【日時 Time】
June 20, 2022 17:10 – 19:10
【場所 Place】
上智大学四ツ谷キャンパス 6号館101号室 Building 6, Room 101
https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya.html
【プログラムProgram】
17:10 – 17:15
趣旨説明Introduction (岩崎えり奈 上智大学 Erina IWASAKI Sophia University)
17:15 – 19:05
映画上映Film screening<Papicha>上映 (105 minutes)
19:00 – 19:10
映画解説(私市正年 上智大学名誉教授 Prof.Emeritus Masatoshi KISAICHI Sophia University) +質疑応答Q & A discussions
【言語 Language】
映画字幕:日本語 Japanese subtitles, 解説:日本語 Commentary in Japanese
【主催 Organization】
上智大学アジア文化研究所 Institute of Asian, African, and Middle Eastern Studies, Sophia University
上智大学イスラーム研究センター Institute of Islamic Area Studies, Sophia University
科研費基盤(A)「イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究」(代表:長澤栄治)Kakenhi (A)”Research Project on Islam and Gender: Towards a Comprehensive Discussion” (Leader: Eiji NAGASAWA)
【連絡先 Contact】
上智大学アジア文化研究所 https://dept.sophia.ac.jp/is/iac/
EMAIL : i-asianc*sophia.ac.jp(*を@に代えてご利用ください)

現代クルド・ナショナリズムに関する中東研究セミナー開催のご案内

上智大学アジア文化研究所は、下記の要領で6月19日に現代クルド・ナショナリズムに関するオンライン・セミナーを開催します。
The Sophia University Institute of Asian, African, and Middle Eastern Studies (IAAMES) will hold an online seminar on contemporary Kurdish nationalism on Jun 19th as follows.

*6月16日(木)までに、下記のフォームから参加登録をお願いいたします。
Registration for this lecture is open until June 16th, 2022. The Zoom login details will be sent through email to those who register.

参加申し込みフォーム Application Form
https://forms.gle/9Lnfoz4QPTft6t7F9

【日時 Time】
6月19日 15時から17時 June 19, 2022 15:00 – 17:00
【発表者 Speaker】
Dr. Mostafa Khalili (日本学術振興会特別研究員JSPS Overseas Research Fellow、上智大学アジア文化研究所客員研究員Visiting Researcher of the IAAMES)
【題目 Title】
"Beyond Centre-Periphery Approach: Inter-minority Tensions and Development of Contested Categories of Kurdish Mobilisation in Iran"
【要旨 Abstract】
Kurdish history in the last several decades represents their proclivity towards ethnic mobilisation. The identity politics that shape the incentive behind the mobilisation of different Kurdish subgroups are usually complex and occasionally serve contradictory political ambitions. To unfold such complexities, as this research suggests, shifting the lens of analysis from a common centre-periphery (state vs. Kurdish nationalist) approach to comprehending the identity politics in the local context is helpful. This research takes an interest in the ethnographic study of the social processes that shape the dynamics of Kurdish mobilisation in multi-ethnic Urmia city in northwest Iran, where Kurmanji-speaking Kurds live together with Azerbaijani Turks, and in close proximity to Sorani-speaking Kurds of Iran in neighbouring areas. It is argued that for the subjects of this study, the strategies for political mobilisation in the local field of Urmia often contradict each other, varying from denial of the Kurdish nation at the inter-ethnic level to dividing it at the intra-ethnic level and romanticising it at the transnational level. The broader contribution of this research is to elucidate that the contradictory ethnic mobilisation incentives could coexist independently from pursuing an exclusive political end when they all are characterised by an emancipatory force—a politico-symbolic struggle over power and prestige.
【コメンテーター Commentator】
酒井啓子SAKAI Keiko(千葉大学法政経学部教授Professor  at the Faculty of Law, Politics and Economics, Chiba University)
【言語 Language】
英語English
【主催 Organization】
上智大学アジア文化研究所 The Sophia University Institute of Asian, African, and Middle Eastern Studies
学術変革領域(A) イスラーム信頼学 計画研究B01 イスラーム共同体の理念と国家体系 (代表:近藤信彰)
MEXT Grant-in Aid for Transformative Research Areas (A)“Connectivity and Trust Building in Islamic Civilization”(Islamic Trust Studies)BO1 The Ideas of the Muslim Community and State System (Leader: Nobuaki Kondo)
科研費基盤研究(B)「危機下における少数派・弱者の生存戦略:イスラーム圏の通史的・地域横断的研究」(代表:高橋英海)
【連絡先 Contact】
上智大学アジア文化研究所 https://dept.sophia.ac.jp/is/iac/
EMAIL : i-asianc*sophia.ac.jp(*を@に代えてご利用ください)

セファトゴル教授講演会のご案内

東京大学東洋文化研究所では、今年度、特任教授として研究所に所属されているテヘラン大学のマンスール・セファトゴル先生の着任講演会(オンライン)を以下の要領で開催いたします。登録が必要になっておりますが、皆さま奮ってご参加下さい。

題目:
Title:
Connecting East Asia to Europe via the Caspian Sea, Caucasus and Russia: Iran`s plan to open a new Silk Road during the Safavid era (17th century)
発表者:
マンスール・セファトゴル(東京大学東洋文化研究所・特任教授 / テヘラ ン大学教授)
Speaker:
Mansur SEFATGOL (Visiting Professor, IASA, UTokyo / Professor, The University of Tehran)
日時:
2022年6月16日(木)14時~16時
Date and Time:
June 16, 2022 (Thu.), 2:00-4:00 PM (JST)
会場:
オンライン(Zoomミーティング)
Venue:
Online via Zoom
要旨:
Abstract:
From the 16th to the 18th centuries, Iran/Persia started an important plan to open new routes for trade with Europe and East Asia. In the 17th century, these efforts reached to its zenith. Thus, in order to facilitate trade and access, Iran launched a major program that included a number of important sectors, such as construction and securing Iran's internal roads and ports, retaking islands and  coasts  in the Persian Gulf from the Portuguese, efforts to establish naval fleets in the Persian Gulf and the Caspian Sea, promoting trade through the Volga to Northern Europe, as well as access through the Caucasus to the Black Sea, and establishing a naval base on the Black Sea coast, establishing links with East Asian governments including Thailand/Siam to access China's ports and commercial market, and effort to access the Japanese ports. The aim of this plan was to link East Asia to Europe through the way that can be called the Southern-Northern Silk Road. Although the beginning of the plan was successful, it seems to have faced problems during the 17th century. Iran's domestic issues and external issues such as the obstacles and sabotage of Russia, European companies, and the Ottomans were serious obstacles to the implementation of this program. The present study tries to investigate this program with an emphasis on the source materials issue.
司会:
森本 一夫(東京大学東洋文化研究所・教授)
Chair:
Kazuo MORIMOTO (Professor, IASA, UTokyo)
申込方法:
登録フォーム ( https://forms.gle/dz1avgih4Bd5ZN3z5 ) より、6月15日までにお申し込みください。6月16日正午までにZoom入室用URLをお送りいたします。
Registration:
Please register here by June 15: https://forms.gle/dz1avgih4Bd5ZN3z5 You will receive Zoom Meeting URL after registration by noon on June 16.
使用言語:
英語
Language:
English

〒104-0054 東京都中央区勝どき1-13-1 イヌイビル・カチドキ
(一財)日本エネルギー経済研究所 中東研究センター内
日本中東学会事務局
電子メール:

2022年度日本イスラム協会前期公開講演会のご案内

日本イスラム協会では,下記の通り,オンラインによる公開講演会を行います。
どうぞ奮ってご参加下さい(協会HP: https://www.islamkyokai.org/openlecture でもご確認頂けます)。

「イスラーム理解講座:スーフィズムとは」

【日時】
2022年6月12日(日)午後14時00分~16時50分(質疑応答含む)
【場所】
ZOOMウェビナーによるオンライン開催
【詳細】
かつて「イスラーム神秘主義」とも訳されていたスーフィズムを知ることは,イスラーム,特に一般のムスリムの信仰のあり方を理解するうえで不可欠です。本講演会ではその歴史と現在についてお話しいただきます。
講演者と演目
  • 澤井真氏(天理大学准教授)「生き方としてのスーフィズム─人間についての探究─」
  • 丸山大介氏(防衛大学准教授)「ふだん着のスーフィズム-現代スーダンに見るスーフィズムの多様性」
参加方法:
登録フォーム(https://forms.gle/wbKN2EGiW9u4R91m6)より、6月10日(金)までにお申し込みください。前日までに、参加用リンクをご登録のe-mailアドレスにお送りします。
問い合わせ先:
一般社団法人日本イスラム協会 事務局 Tel.& Fax. 03-5841-3778  e-mail:
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学 イスラム学研究室内

公開研究会「武人たちのユーラシアー越境・征服・統合-」(全三回)第二回「“武”の多様性──動乱と征服の時代」お知らせ

平素よりお世話になっております。会員の柳谷あゆみ(東洋文庫研究員)です。
科学研究費補助金基盤(A)「前近代ユーラシア世界における広域諸帝国の総合的研究:移動する軍事力と政治社会」は、研究活動の一環として、全三回の公開研究会「武人たちのユーラシアーー越境・征服・統合ーー」をオンラインにて開催いたします(ご参加はそれぞれの回で受け付けます。お気軽にご参加ください)。

来たる6月11日(土)13:30より、第二回「“武”の多様性──動乱と征服の時代」を開催いたしますので、以下にご案内を申し上げます。
ご興味・ご関心をお持ちの方のご参加を広くお待ちしております(事前登録制です)。どうぞよろしくお願い申し上げます。

《公開研究会のご案内》

【主催】
科学研究費補助金基盤(A)「前近代ユーラシア世界における広域諸帝国の総合的研究:移動する軍事力と政治社会」(研究代表者:杉山清彦・東京大学教授)

【連続オンラインワークショップ(全3回)】
「武人たちのユーラシア──越境・征服・統合──」
《第2回:「“武”の多様性──動乱と征服の時代」》

日時:
6月11日(土) 13:30-17:00
開催方式:
オンライン方式(Zoom)
参加方法:
事前申し込み制=申込URL https://forms.gle/y9bvXATqF9bNMNG88
(申込締切:6月9日(木))
申し込まれた方に、事前に参加URL・報告資料URLを電子メールで通知します。
〈プログラム〉
 
 
 
13:30-13:40
趣旨説明
13:40-14:20
柳谷 あゆみ(公益財団法人東洋文庫)
「ザンギー朝を支え/奪う武人たち──アリー・クーチェクとシールクーフ」
14:30-15:10
伊藤 一馬(大阪大学)
「北宋の軍事と武人たち」
15:10-15:50
舩田 善之(広島大学)
「モンゴル帝国の南宋遠征軍を率いた武人たち」
16:00-16:20
コメント
三田 昌彦(名古屋大学)
16:20-17:00
討論
 
 
 
〈趣 旨〉
 
 
 
前近代のユーラシアで継起し、広域・多様な地域・集団を統合した「帝国」。その形成・運営の担い手たる「武人」すなわち軍事エリート・武力集団はどのような存在であり、彼らと王権・政治社会との関係は、いかなるものであったか。このワークショップでは、さまざまな時代でユーラシアの東西を横断的に捉え、武人の姿を比較検討する。
第2回は、トルコ系・モンゴル系の軍事勢力の活動がユーラシア各地で展開し、やがてモンゴル帝国の大征服に至る11-13世紀に焦点を当て、越境する武人たち、それと向き合う武人たちの軌跡をたどりたい。
 
 
 
【問合せ先】
 
 
 
 
 
 

「イスラーム地域研究・若手研究者の会」6月例会のお知らせ

日時:
6月11日(土) 14:00-16:30
発表者:
松倉宏真 氏(九州大学大学院 人文科学府 博士後期課程)
コメンテーター:
岩﨑周一 氏(京都産業大学 外国語学部 准教授)
題目:
ハプスブルク君主国宛書簡からみる16世紀オスマン朝の対外政策と領域概念
要旨:
本報告では、スレイマン1世の時代(1520-1566)にハプスブルク君主国に送られた条約書簡や親書を扱い、そこに表れる関係構築のレトリックや普遍的な領域概念、イスラム的世界秩序観にまつわる表現から、オスマン朝がどのような二国間のあり方を指向していたのかを検討します。

本会はZOOMを用いたオンライン開催となります。
参加を希望される方は、下記フォームよりご登録をお願いいたします。

このミーティングに事前登録する:
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZ0oc-usqjstH9yYUPG9H3oVd1pdZKLPqIYd

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

UTCMES主催「深掘り! オマーン・スルタン国」の開催のお知らせ(第1回 6/11 15:00-16:30)

東京大学中東地域研究センター(UTCMES)では、日・オマーン外交関係樹立50周年事業として連続企画「深掘り!オマーン・スルタン国」(全6回)を、6月から8月にかけて開催します。
対面・オンラインともに参加登録が必要ですが、どなたでも無料でご参加頂くことが可能です。
https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/UTCMES/2022/05/12/public_seminars_2022/

第1回セミナーでは、福田安志先生を講演者としてお迎えし、「アラブの海洋国家オマーンとその歴史:国家と人々」とのタイトルで、オマーン・スルタン国の歴史についてお話を頂きます。
皆さまのご参加を、心からお待ち申し上げております。

◆◆深掘り! オマーン・スルタン国(第1回セミナー)◆◆

[日時]
2022年6月11日(土) 15:00~16:30
[講演者]
福田安志(アジア経済研究所・ジェトロ 名誉研究員)
[タイトル]
アラブの海洋国家オマーンとその歴史:国家と人々
[会場]
東京大学駒場キャンパス18号館 4階コラボレーションルーム4
(〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1)
*Zoomによるオンライン参加も可能です
[参加申込]
次のページでリンクをご案内しています
https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/UTCMES/2022/05/19/lecture_20220611/
[主催]
東京大学中東地域研究センター(UTCMES)
[後援]
日本オマーン協会
[問い合わせ先]
東京大学中東地域研究センター(UTCMES)
03-5465-7724 /

第6回日本ゲニザ学会オンライン講演会のお知らせ ~中世ユダヤの商業ネットワーク~

本講演会では、自らも企業の役員として現在のユダヤネットワークを用いて世界を飛び回る実務家の目から見た、中世ユダヤの商業ネットワークについて、具体例を用いてお話ししてもらいます。

開催日時:2022年6月 11日 (土): 10:00~11:30 (Israel Time)/ 16:00~17:30 (日本時間)*オンライン

1 hour lecture & 30 minutes Q&A

講演者: Barak Newman

  1. Managing Director: Asia DPS Engineering www.dpsgroupglobal.com
  2. PHD student: Faculty of Humanities, Department of Land of Israel Studies University of Haifa Israel

"BUSINESS NETWORKS WITHIN THE MAGHREB JEWS BASED ON THE CLASSICAL GENIZA"

Abstract

During the Middle Ages, Egypt was the center of a large and established community of Jews who originated from the Maghreb- the countries North African that are west of Egypt and parts of Muslim Spain. Besides taking part in the life of the Egyptian Jewish community, this group maintained a distinct Maghrebi self-identity, and its members had extensive family ties. The westernized Maghrebi Jews operated within an organized and extensive trade network, with Egypt at its center and operated from India in the east to Spain and Morocco in the west. At the end of the 19th century, a massive treasure of Jewish religious writing and other documents was found in the Ben Ezra Synagogue. This trove became known as the Cairo Genizah and includes many documents connected to the Maghrib trade network centered in Egypt. These include business correspondence, contracts, inventory lists and more. The Geniza also contains the archives of the ‘Awkal family. This family migrated first from Persia to Morocco and then to Fustat in Egypt, where it became one of the largest Jewish business dynasties of the period. Among the documents in the family archive was a letter sent by a merchant named Samhun b Daud al-Siqilli, who resided in Qayrawan. Samhun was an agent or partner of sorts to Yosef b ‘Awkal, who was in Egypt. The letter describes a number of business transactions that the two men were involved in, as well as conflicts and disputes they were embroiled in. This letter stands at the heart of this research project. In recent decades, the documents of the Cairo Geniza have contributed to immeasurably historical research. One of the main areas of research focuses on the commercial activity of the Middle Ages as illuminated by the Geniza documents. This research thesis joins this corpus of research and seeks to shed light on trade in the period from the aspect of business networking.

この講演会はZoomを利用しオンラインにて開催いたします。ご参加をご希望の方はオンライン登録フォームにて期限内に日本ゲニザ学会事務局までお申し込みください。
(登録フォーム 締切:2022年5月31日・火)

https://forms.gle/bFwb7wdvZkP2E7Ye6

(参加費:無料・申込手続き:必要)

ご登録いただいた方には、前日までに研究会への招待メールをお送りいたします。
研究会開始時間5分前までに、そのメールに記されたURLよりログインしてご参加ください。

本研究会は、活動記録のため録音・録画させていただきますことをご了承ください。
その他ご不明な点がございましたら事務局までお気軽にお問合せ下さい。

主催団体:
日本ゲニザ学会
会長:
市川裕(東京大学名誉教授)
連絡先:
日本ゲニザ学会事務局(東京大学宗教学研究室内)
Email:
嶋田英晴)
Website :
https://sites.google.com/view/jsgs

*共催:日本ゲニザ学会&科学研究費研究助成金基盤研究A 「生きられた古代宗教の視点による古代ユダヤ教変革期の東地中海世界の総合的宗教史構築」(代表者:市川裕)

中東情勢オンライン講演会(青木 健太 中東調査会研究員「ターリバーン暫定政権の対外政策とアフガニスタン・中国関係」)

中東調査会は、当会研究員の青木健太を講師として中東情勢講演会を実施いたします。
ターリバーンが2021年8月15日に復権した中、欧米の影響力が退潮する一方で、中国、ロシア、地域諸国が存在感を増しています。青木研究員には、特に注目を要するアフガニスタン・中国関係を中心として、ターリバーン暫定政権の対外政策を考察し、今後の地域情勢のあり得る展開を検討してもらいます。

なお、本講演内容の一部は、『中東研究』第544号(5月31日発売)における講師論文内容を含みます。(「アフガニスタン・中国関係の変遷と展望――ターリバーン台頭後の地域情勢への影響 / 青木 健太」)

本講演会は、オンライン(Zoomウェビナー)での開催となります。
是非ご参加賜りますようお願い申し上げます。

日時:
2022年6月10日(金)14:00~15:30(日本時間)
講師:
青木 健太(中東調査会研究員)
演題:
「ターリバーン暫定政権の対外政策とアフガニスタン・中国関係」
参加費:
会員1,000円 非会員3,000円(お振込み後の払い戻しは対応致しかねます)
※本講演のお申込みと同時に『中東研究』第544号を新たにご購入の方は、会員・非会員を問わず、参加費を無料とさせていただきます(『中東研究』代、2,000円税・送料込のみのお支払い)
主催:
公益財団法人中東調査会

※まことに勝手ながら、お申込み先着順とさせて頂きます。なお、定員に達した場合は、お申込みを締め切らせて頂くことがございますので、あらかじめご了承頂けますと幸いです(定員となりました際は、その旨メールにてご連絡させて頂きます)。

1.お申込方法

(1)下記に必要事項をご記入の上、中東調査会宛(LDA03532@nifty.com )にご返信下さい。

申込者氏名(フリガナ):
法人名:
部署・役職名:
Email:
TEL:
冊子郵送先住所(第544号ご購入の方のみ):

※ご記入いただいた個人情報につきましては、適切に管理し、当講演会に関する業務のみに使用いたします。

(2)参加費をお振込みください

お申込み頂いた方は以下の振込先に参加費をお振込み下さい。
・振込先:
みずほ銀行 虎ノ門支店
普通2115962
口座名義 ザイ)チュウトウチョウサカイ
・振込期日: 2022年6月6日(月)23:59

【ご参加費】

  • 会員:1,000円
  • 非会員:3,000円

(第544号ご購入の場合、会員・非会員共に冊子代2,000円(税・送料込)のみとなります)

※お申込者と振込人名義が異なる場合は、その旨を振込メモ欄にご記入いただくか、メールでお知らせください。

※ご請求書をご希望の場合は、PDFにて発行いたしますので、お申し込みの際に宛名を明記の上、メールでお知らせください。なお、請求書発行以降のキャンセルは対応いたしかねますのでご了承いただきますよう、お願い申し上げます。

※領収証をご希望の場合は、ご入金確認後にPDFにて発行いたしますので、領収証の宛名を明記の上、メールでお知らせください。

2.ご入金確認後、ウェビナー事前登録依頼メールを送信します

(1)ご入金が確認できた方に、6月7日(火)に「ウェビナー事前登録依頼メール」をお送りします。同メール内のリンクから必ずご登録ください。
(2)ウェビナーの事前登録後、「中東調査会」名でウェビナー講演会のURLが届きます。当日はこのURLからご参加ください。

【ご注意ください!】

※ウェビナーへの事前登録をしないままですと、当日ご参加頂けません。

※1アカウント1名様のみとさせて頂きます。同一名義で複数のログインはご参加をお断りすることもございますのでご注意ください。

※Zoomの操作に関するお問い合わせはお受けできません。

3.当日の流れ

  • 講演開始時間の5分前からウェビナーにご参加頂けます。
  • 皆さまの音声と画像はオフとさせていただきます。
  • 画面内の「Q&A」にご質問をお書入れください。司会者が取りまとめた上で、講師に質問します。
  • 動画の撮影・録画は固くお断りいたします。

4.お問い合わせ先

TEL:03-6261-4554 Email:
担当:金谷、高橋

【講師略歴】

青木 健太(あおき けんた)

公益財団法人中東調査会研究員。2001年上智大学卒業、2005年英ブラッドフォード大学平和学修士課程修了(平和学修士)。専門は現代アフガニスタン・イラン政治。アフガニスタン政府省庁アドバイザー、在アフガニスタン日本国大使館二等書記官、外務省国際情報統括官組織専門分析員、お茶の水女子大学講師等を経て現職。著作に、『タリバン台頭――混迷のアフガニスタン現代史』(岩波書店、2022年)、他。

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」 第3回研究会のご案内

立命館大学中東・イスラーム研究センターでは、以下のとおり、6月7日(火)に「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第3回研究会を開催いたします。

全体討論の時間も設けておりますので、良いディスカッションの場になれば幸いです。

みなさまのご参加を、心からお待ちしております。

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第3回研究会のご案内(2022年6月7日)

■ 本研究会の概要:
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)は、デュアルプラットフォームで「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」を設立いたしました。日本における現代中東研究、特に政治分野の研究を推進・発展させるための一助となるべく、研究者の専門分野・地域間の対話を今一度活性化し、さらなる広がりと深みを持つ新たな研究の展開を目指します。また、次世代(若手)の現代中東研究者を後押しするための機会と場を設けることで、アカデミアでの認知度のアップやキャリア支援ができればと考えています。
■ 研究会詳細:
日時:
2022年6月7日(火) 15:00~19:00
場所:
Zoomにてオンライン開催(参加無料:要事前登録)
15:00
開会
15:10~16:10
報告1:今井宏平(ジェトロ・アジア経済研究所研究員)「なぜトルコにおいて難民問題は選挙の争点とならないのか」
16:10~17:10
報告2:上野祥(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)「権威主義体制における抑圧と抗議行動:ムバーラク政権期エジプトを事例に」
(休憩)
17:20~
全体討論
■ 参加登録:
Googleフォームよりご登録ください。
https://forms.gle/yDzMBTPNUV9SEdoA6
(登録締切:2022年6月5日)
■ 問い合わせ先:

(担当:米田【立命館大学中東・イスラーム研究センター/立命館大学大学院 国際関係研究科 博士後期課程】)
■ 主催・共催:
主催:
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)、立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)
共催:
科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622)
科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04374)
科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)
科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

5月

オックスフォード・SPF・早稲田国際フェローシップ フェロー募集のお知らせ

笹川平和財団では、社会科学分野の研究者を中東研究の観点から国際的かつ学際的に育成することを目的としたフェローシップ・プログラムを実施しています。今回2022年度フェローを再募集することとなりましたので、お知らせいたします。

●フェローシップ・プログラムについて

本フェローシップは、高い専門性を持った日英の研究者がチームを組んで、互いの研究手法から学び、切磋琢磨しながら学際的な広い視野で調査・研究を行うユニークなグローバル人材の育成プログラムです。

日本人フェローシップ受給者(1名)は、2022年9月より24か月間、オックスフォード大学グローバル・地域研究学院(OSGA)での研究活動および中東地域における現地調査を行うことになります。また、フェローシップ受給者は採用後、出国前(フェローとして採用後、8月までの間)および帰国後(2025年3月までの間)に早稲田大学地域・地域間研究機構(ORIS)イギリス政治外交研究所の研究活動に参画いただきます。

●フェローシップ支給期間

2022年9月以降~2024年9月

オックスフォード大学および中東地域(調査対象国)滞在中の研究・調査にかかる所定の経費が支給されます。
OSGAでの研修プログラムは2022年10月開始。2023年4~8月頃を目安に中東での現地調査を行っていただく予定です。

●フェローシップ・プログラム受け入れ研究機関

オックスフォード大学 グローバル・地域研究学院 (OSGA: Oxford School of Global and Area Studies)

●研究分野

社会科学分野(国際関係研究、政治学、経済学、開発学、法学など)

●募集期間

2022年5月30日(月) 15時(日本時間)必着

*応募資格、応募方法等の詳細は、下記笹川平和財団HPよりご確認ください。
https://www.spf.org/asia-islam/news/20220419.html

連絡先:
公益財団法人 笹川平和財団(SPF) アジア・イスラム事業グループ
東京都港区虎ノ門1-15-16 笹川平和財団ビル7F
担当者:
田中麻由子・ロックマン祐紀
E-mail:

パレスチナ学生基金2022年度公開講演会のお知らせ

パレスチナ学生基金では、紛争に伴う人道危機をテーマに、オンラインにて公開講演会を実施することになりました。
2009年から2014年まで国連人権高等弁務官事務所パレスチナ副代表としてエルサレムに駐在された、大阪女学院大学教授の髙橋宗瑠様をお招きし、お話し頂きます。基調講演の後は、司会とのやり取りを通じて、現在進行形の人道危機であるウクライナ情勢と、長期化する中東パレスチナでの人権問題との対比から、紛争と人道危機、そこから生まれた難民の人権についてさらに考察を深める予定です。
皆さまのご参加を心よりお待ち申しております。

〈日時〉
2022年5月29日(日)13:00~15:00(開場12:45)
〈開催形式〉
Zoomを使用したオンライン開催(事前にお申し込みが必要)

*正しく登録が完了すると、登録内容のコピーがメールで送信されます。zoomのURLなどは、開催前日までにメールで送付いたしますので、ご確認ください。その他の不明点などは、お手数ですがパレスチナ学生基金の事務局( )宛にご連絡をお願いいたします。

参加申し込みはこちら(Googleフォーム)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScgVJSGGt60uchtt2x8sHpTGg1XUcbeTDDhzf9eE5xnAmc1lQ/viewform

〈講演者〉
髙橋宗瑠氏(大阪女学院大学教授)
〈講演タイトル〉
パレスチナで続く人権侵害:ウクライナに先立つ軍事占領
〈講演者紹介〉
早稲田大学卒業、英国エセックス大学にて法学修士号授受。アムネスティ・インターナショナル国際事務局(ロンドン)やいくつもの国際機関で勤務後、2009年から2014年まで国連人権高等弁務官事務所パレスチナ副代表としてエルサレム駐在。ビジネスと人権、パレスチナ問題、ムスリム差別とイスラマフォビア、難民の権利など活動分野は多岐に渡る。著書に「パレスチナ人は苦しみ続ける:なぜ国連は解決できないのか」(現代人文社)、「Civil and Political Rights in Japan: a Tribute to Sur Nigel Rodley」(編、米Routledge)など。
〈講演要旨〉
ロシアのウクライナ侵攻で、国際法の重要性がにわかに注目されるようになっています。これを機に、国際的ルールが蹂躙されている世界の他の場所に関しても少し考えてみませんか。イスラエルによって軍事占領されているパレスチナでは組織的な人権侵害が続いており、その状態はもはや「アパルトヘイト」だという認識が国際的に高まっています。中東問題の要の一つと言えるパレスチナ問題の解決には、何が必要か。紛争による人権侵害から回復する方策について検討していきます。
〈司会〉
錦田愛子(慶應義塾大学准教授)

パレスチナ学生基金 事務局
〒108-8345 東京都港区三田 2丁目15番45号
慶應義塾大学 研究室棟604B 錦田愛子研究室気付
http://palestinescholarship.org/
TEL/FAX 03 5427 1384     

「都市の世界史」第2回講演会のご案内:森本公誠先生「アラブの軍事都市(ミスル)」

「都市とは何か」を検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「都市の世界史」を開催しております。
第2回は下記の要領で行います。

日時:
2022年5月24日(火)19:30~21:00
講師:
森本 公誠先生(東大寺)
テーマ:
「アラブの軍事都市(ミスル)」
【講師紹介】
2004年~2007年 東大寺第218世別当・華厳宗管長。文学博士(京都大学)。著書に『初期イスラム時代エジプト税制史の研究』 (岩波書店、日経・経済図書文化賞)、『世界に開け華厳の花』(春秋社、圓山記念文化賞)、『聖武天皇 責めはわれ一人にあり』(講談社)、『イブン・ハルドゥーン』(講談社)、『東大寺のなりたち』(岩波書店)、『東大寺奴婢集団のサバイバル~慈悲につつまれて~』(阿吽社)など多数ある。訳書に、イブン=ハルドゥーン『歴史序説』(岩波書店)、タヌーヒー『イスラム帝国夜話』 (岩波書店、日本翻訳文化賞)がある。
*今回は、イスラーム教を受け入れたアラブが大征服に向かい、ササン朝やビザンツの軍隊を撃破したあと、各地に前進基地となる都市を建設、アラブ遊牧民の組織化・軍事化・都市化を促した過程をお話しいただきます。
申込先:
https://forms.gle/hn6K7LGqgo38CVbB8
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の5月23日17時までに、上記のURLからお申込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

本連続講演会は、新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」計画研究「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」(代表:守川知子)にて行ってきた「西アジア都市研究」を発展させたものです。
ご講演は45~50分、質疑応答は40~45分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

【これまでの講演会】

第1回・4月22日(金) 深見奈緒子先生(日本学術振興会カイロ研究連絡センター)「都市の歴史:生態圏と形態・人口」

【今後の予定】(時間はいずれも19:30~21:00)

第3回・6月21日(火) 菅谷成子先生(愛媛大学)
第4回・7月 森安孝夫先生(大阪大学)
第5回・9月 稲葉穣先生(京都大学)
第6回・10月 深沢克己先生(東京大学)

守川知子
tomomo[a]l.u-tokyo.ac.jp

ウサーマ・マクディシー『共存の時代』読書会第6回のご案内

科研基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(代表:岡真理)事務局の渡邉です。

5月21日(土)、ウサーマ・マクディシー『共存の時代』読書会第6回を対面/オンラインのハイブリッドで開催いたします。
http://www.projectwatan.jp/archives/activities/activities-1751

日時:
2022年5月21日(土)13:00-17:00くらい
会場:
対面/ オンライン(Zoom)
■対面:
明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー1091教室
地図:
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
■オンライン:
第6回から参加をご希望の方は、お名前、ご所属、参加形態(対面/オンライン)を事務局()までご連絡ください。
参加者には、追ってZoomリンクをお送りします。
第6回のテクスト/発表者:
  • 第4章 “Colonial Pluralism”後半/金城美幸先生(立命館大学)
  • 第5章”Sectarianism and Antisectarianism in the Post-Ottoman Arab World” の前半/早川英明様(東京大学)

毎回、担当者が担当箇所をレジュメでまとめて発表します。
参加者は予め原文を読んでおき、疑問点や意見などを持ち寄って話し合います。

過去の報告はこちらからご覧いただけます。
https://drive.google.com/drive/folders/1d4gkEdcMhvCAshR1zSle5tUj0Qov2-wF?usp=sharing

本企画に関するお問い合わせは、下記の事務局までご連絡ください。
よろしくお願い申し上げます。

科研基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」
プロジェクト・ワタン事務局
〒606-8501 京都府京都市左京区吉田二本松町
京都大学大学院 人間・環境学研究科(岡真理研究室内)
HP:http://www.projectwatan.jp/
問合せ:

M. Khodarkovsky教授研究セミナーのお知らせ

科学研究費学術変革領域研究(A) 「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」は、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターと共催で、Michael Khodarkovsky氏をお招きした研究セミナーを開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

M. Khodarkovsky教授研究セミナー

日時:
2022年5月20日(金)16時~18時
講演者:
Michael Khodarkovsky氏
(米国ロヨラ大学教授/北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター外国人研究員)
講演タイトル:
Empires of the Steppe: Eurasian Empires in Comparative Perspective, 1500-1900
使用言語:
英語
開催形態:
一般公開/無料
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所大会議室(303号室、先着順)及びオンライン(Zoom)によるハイブリッド方式(事前登録制)
現地/オンラインいずれの場合も、こちらのリンクよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1gASUEv9p5TPSUJCWlvg46iMKUTTxuPY6XCryleitt7w/
イベントページ:
https://connectivity.aa-ken.jp/activity/660/

※現地参加を希望される方は、5月13日正午までにご登録ください。
定員に達し次第受付を終了いたしますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。
オンラインでのご参加は、5月20日正午までにご登録ください。

共催
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
総括班(研究代表者:黒木英充(ILCAA)課題番号:20H05823)
A02「イスラームの知の変換 」(研究代表者:野田仁(ILCAA)課題番号:20H05825)
B01「イスラーム共同体の理念と国家体系」(研究代表者:近藤信彰(ILCAA)課題番号:20H05827)
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
問い合わせ・連絡先
野田仁 nodajin[at]aa.tufs.ac.jp

2022年度公開講座「溶解する帝国――ロシア帝国崩壊を境界地域から考える」

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターの2022年度公開講座「溶解する帝国――ロシア帝国崩壊を境界地域から考える」に就きまして、参加受付が始まりましたので、御知らせさせていただきます。

ロシア帝国の崩壊を主題とし、西部境界地域、極東、ヴォルガ・ウラル、コーカサス、中央アジア、ユダヤ人、ウクライナといった多様・多彩な境界および集団に焦点を当てるものとなっています。
もちろん講座が対象とする境界・集団は、広くイスラム圏やムスリムをも含むものです。
参加登録等々、詳しくは公開講座のウェブページを御覧下さい。
https://src-h.slav.hokudai.ac.jp/jp/open/index.html

皆さまの御参加を御待ちしております。
失礼致します。

「シャリーアと近代」令和4年度第1回(通算第104回)研究会のご案内

東洋文庫現代イスラーム研究班「シャリーアと近代: オスマン民法典研究会」は、科研費(基盤B)「民法、民事訴訟法におけるイスラーム法と中東法の国際比較研究」の助成を受けて、オスマン民法典(メジェッレ)のアラビア語訳の講読・翻訳作成および研究成果公開を最終目的として、研究を進めています。

皆さまのご参加をお待ちしております。

「シャリーアと近代」令和4年度第1回(通算第104回)研究会のお知らせ

東洋文庫現代イスラーム研究班「シャリーアと近代: オスマン民法典研究会」は、オスマン民法典(メジェッレ)のアラビア語訳の講読・翻訳作成および研究成果公開を最終目的として、研究を進めています。

下記日程にて今年度第1回(通算第104回)目の研究会および会合を行います。
関心をお持ちの方はどなたでも奮ってご参加ください。

※オンラインでの開催になります。参加予定の方には招待状を送ります。

日時:
2022年5月8日(日)13:00~18:00
テクスト:
第11編の訳語検討(第1449条~)

本研究会についてのご質問・ご連絡は、下記へお願いいたします。

[連絡先]
大河原知樹
e-mail:
tomoki.okawara.c5(a)tohoku.ac.jp

4月

イスラーム信頼学ワークショップ「強いられた移動を受け止める近代の仕組み」のお知らせ

科学研究費学術変革領域研究(A) 「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」は、明治大学文学部助手の成地草太さんをお招きし、ワークショップ「強いられた移動を受け止める近代の仕組み」を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

ワークショップ「強いられた移動を受け止める近代の仕組み」

日時:
2022年4月29日(金)15:00-17:00
報告者:
成地草太(明治大学文学部助手)
報告題目:
「近代オスマン帝国の難民定住政策における信頼構築とコネクティビティ:1860年代の難民委員会にみる難民支援体制の仕組み」
コメンテーター:
新井和広(慶應義塾大学、C01班研究分担者)
司会:
黒木英充(東京外国語大学AA研/北海道大学SRC、A03班研究代表者・領域代表者)
【発表要旨】
オスマン帝国(1300頃–1922)最後の150年間は帝国の解体過程で生じた膨大なムスリム難民の受入と再定住化の問題に直面した時代であった。
この難民定住政策は国家と社会との連携のもと展開された様々な難民支援活動に支えられていたといえる。
本発表では、こうした難民支援体制の仕組みを信頼構築とコネクティビティの観点から考察するべく、とくにクリミア戦争(1853–56)後のクリミア・北コーカサス難民流入の際に初めて設立された移住管理機関、難民委員会の活動に焦点を当てる。
具体的には同委員会からオスマン社会へ向けた支援要請とその論理、それを受けた帝国住民の支援活動について、義捐金の寄付や移民村の建設等にみる奉仕活動等の事例から検討する予定である。
使用言語:
日本語
開催形態:
一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
こちらのリンクよりお申込みください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZItduyvrDwsGtwdlPYp25cxNpbyOBfK-lT3
イベントページ:
https://connectivity.aa-ken.jp/activity/644/
共催
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
A03班「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(ILCAA/SRC); 20H05826)
C01班「デジタル・ヒューマニティーズ的手法によるコネクティビティ分析」(研究代表者:熊倉和歌子(ILCAA);20H05830)
問い合わせ・連絡先
太田絵里奈 e.otatsukada[at]aa.tufs.ac.jp

シンポジウム:「 「文明の生態史観」と地球社会」開催のお知らせ

この度、国立民族学博物館特別研究の一環としてシンポジウム:「 「文明の生態史観」と地球社会」を4月25日(月)に開催させていただくことになりました。
趣旨説明など詳細については、ウェブサイト(https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/33052)をご覧ください。
参加ご希望の方は、下記詳細の参加申込のフォームよりご登録ください。
たくさんのご参加、お待ちしております。

シンポジウム:
「文明の生態史観」と地球社会
日時:
2022年4月25日(月)13:00~17:00
会場:
オンライン(Zoom)
参加申込:
https://docs.google.com/forms/d/1shvb5O4DqyUeP5JE3jRmKSic8WwWBnX5Sl2PBSzc1-8/viewform?edit_requested=true
言語 :
日本語・英語(同時通訳あり)
【プログラム】
13:00~13:05
開催あいさつ 吉田憲司(国立民族学博物館・館長)
13:05~13:15
趣旨説明 西尾哲夫(国立民族学博物館・教授)
13:15~14:15
基調講演 山極壽一(総合地球環境学研究所・所長)
「地球環境学から見た「文明の生態史観」」
<休憩>
コメント発表(各30分)
池谷和信(国立民族学博物館・教授)「地球環境と人類文明史」
三尾稔(国立民族学博物館・教授)「文化の環流と地域概念」
西尾哲夫(国立民族学博物館・教授)「自然環境と言語認識の世界類型」
<休憩>
16:00~17:00 総合討論
総合司会
阿部健一(総合地球環境学研究所・教授)
ウェブサイト:
https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/33052
主催:
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立民族学博物館
特別研究「グローバル地域研究と地球社会の認知地図―わたしたちはいかに世界を共創するのか?」
https://www.minpaku.ac.jp/post-project/12027
共催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 基幹研究プロジェクト・地域研究推進事業
「グローバル地域研究」プログラム
問合せ:
kenjikruoda[a]minpaku.ac.jp

黒田賢治
国立民族学博物館
グローバル現象研究部・助教
kenjikruoda[a]minpaku.ac.jp

「都市の世界史」第1回講演会のご案内:4/22(金)19:30~21:00・深見奈緒子先生「都市の歴史:生態圏と形態・人口」

このたび、「都市とは何か」を検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、連続講演会「都市の世界史」をZoomオンラインにて開催する運びとなりました。
第1回は下記の要領で行います。

日時:
2022年4月22日(金)19:30~21:00
講師:
深見奈緒子先生(日本学術振興会カイロ研究連絡センター)
テーマ:
「都市の歴史:生態圏と形態・人口」
申込先:
https://forms.gle/baJ8GdsXa5ABgm4DA

*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の4月21日までに、上記のURLからお申込みください。
*お申し込みいただいた方へ、後日、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

なお、本連続講演会は、新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」・計画研究「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」(代表:守川)にて行ってきた「西アジア都市研究」を発展させたものです。
ご講演は45~50分、質疑応答は40~45分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

*第2回以降は、以下のような予定です(時間はいずれも19:30~21:00)。

第2回・5月24日(火):森本公誠先生(東大寺)
第3回・6月:菅谷成子先生(愛媛大学)
第4回・7月:森安孝夫先生(大阪大学)
第5回・9月:稲葉穣先生(京都大学)

守川知子
tomomo[@]l.u-tokyo.ac.jp

3月

巣ごもり読書会『だれも知らないイスラエル』

3月30日(水)にOnline Book Talk/巣ごもり読書会『だれも知らないイスラエル』を開催いたします。

今回は、グラフィックノベル制作ユニットとしてご活動されているバヴアのお二人、井川・アティアス・翔さんと戸澤典子さんにお話しいただきます。
詳細は以下をご覧ください。 
ウェブページ: http://islam-gender.jp/news/351.html

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

Online Book Talk/巣ごもり読書会

伝統と多様性が交差する現代イスラエルについて、今回は『だれも知らないイスラエル――「究極の移民国家」を生きる』(花伝社, 2021)を題材に、編著者であるバヴアのお二人のお話を伺います。ふるってご参加ください。

・日時:
2022年3月30日(水)20:00~21:00(日本時間)
・会場:
Zoomを用いたオンライン開催
司会
濱中 麻梨菜(東京大学大学院)
語り手
バヴア(井川・アティアス・翔、戸澤 典子)
【登壇者紹介】
バヴア(Bavuah)
井川・アティアス・翔と戸澤典子が2017年にイスラエルで設立したグラフィックノベル制作ユニット。井川はイースタン・メノナイト大学で紛争解決の修士課程修了、戸澤は東京大学大学院総合文化研究科博士課程後期に在籍。それぞれ社会学の知識を生かしながら、イスラエル・パレスチナの様々な人びとのストーリーに耳を傾け、マンガ作りに励む。今後は活動の場を日本へ広げ、日本の人々の多様性を描いていきたい。
【今回の課題図書】
バヴア編著『だれも知らないイスラエル――「究極の移民国家」を生きる』(花伝社, 2021)
【参加方法】
ご参加希望の方は登録フォーム( https://forms.gle/9pGF8eK9NeTK4aGx5 )またはポスター内のQRコードより前日までにお申し込みください。
※ZoomのURLを当日正午までにe-mailアドレスにお送りします。
【主催】
科研費基盤研究(A) イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(代表:長沢 栄治)
【問い合わせ先】
イスラーム・ジェンダー学科研事務局 ( )
【リンク】
http://islam-gender.jp/news/351.html

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」 第2回研究会のご案内

以下のとおり、3月28日(水)に「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」第2回研究会を開催いたします。
全体討論の時間も設けておりますので、良いディスカッションの場になれば幸いです。
皆さまのご参加をお待ちしております。

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」
第2回研究会のご案内(2022年3月28日)

概要:
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)は、デュアルプラットフォームで「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」を設立いたしました。日本における現代中東研究、特に政治分野の研究を推進・発展させるための一助となるべく、研究者の専門分野・地域間の対話を今一度活性化し、さらなる広がりと深みを持つ新たな研究の展開を目指します。また、次世代(若手)の現代中東研究者を後押しするための機会と場を設けることで、アカデミアでの認知度のアップやキャリア支援ができればと考えています。
日時:
2022年3月28日(水) 15:00~19:00
場所:
Zoomにてオンライン開催(参加無料:要事前登録)
15:00
開会
15:10~16:10
報告1:青山弘之(東京外国語大学)「非公的主体の政治的役割をめぐる試論:世論調査を通して見るシリアのNGO」
16:10~17:10
報告2:望月葵(京都大学大学院)「シリア難民の受け入れをめぐるホスピタリティーの政治:ヨルダンと欧州の事例から」
(休憩)
17:20~
全体討論
 
 
 
参加登録:
Googleフォームよりご登録ください。
(登録締切:2022年3月25日)
http://forms.gle/nwG5J3moh6HzKDbP9
問合先:
(担当・池端【立命館大学中東・イスラーム研究センター】)
主催:
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)、立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)
共催:
科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622)
科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04374)
科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)
科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

GEAHSS関連シンポジウム2件のご案内

GEAHSS(人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会)事務局を通じて、GEAHSS主催の公開シンポジウム「ジェンダー平等をいかに基礎づけるか:異分野対話」および共催のイベント「中等教育からはじめよう!ジェンダー平等:誰一人取り残さない、誰もが暮らしやすい社会の実現をめざして」に関するご案内をいただきました。
詳細は以下の通りです。
ご関心がおありの方はふるってご参加ください。
以上、よろしくお願い申し上げます。

▼GEAHSS公開シンポジウム「ジェンダー平等をいかに基礎づけるか 異分野間対話」

日時: 2022年3⽉27日(日)13:30-17:00

ZOOMによるオンライン開催参加無料・事前申込制・定員500名
お申込み、プログラム詳細はこちらからご確認ください。
https://geahssoffice.wixsite.com/geahss/single-post/geahss_20220327

▼日本学術会議主催「中等教育からはじめよう!ジェンダー平等 ―誰一人取り残さない、誰もが暮らしやすい社会の実現をめざして―」

主催:日本学術会議 共催:日本教育学会、教育関連学会連絡協議会、GEAHSS
日時:2022年5月5日(木・祝) 13:30 ~ 17:00
お申込み、プログラム詳細はこちらからご確認ください。
日本学術会議主催・日本教育学会共催 公開シンポジウム(5/5)中等教育からはじめよう!ジェンダー平等 ―誰一人取り残さない、誰もが暮らしやすい社会の実現をめざして―」のお知らせ

https://geahssoffice.wixsite.com/geahss/single-post/日本学術会議主催・日本教育学会共催-公開シンポジウム(5-5)中等教育からはじめよう!ジェンダー平等-―誰一人取り残さない、誰もが暮らしやすい社会の実現をめざして―」のお知らせ(geahssも共催)?utm_campaign=1274e81e-abad-42d7-a8ca-df9802af5a85&utm_source=so&utm_medium=mail&cid=6e29a82b-d850-4502-a30c-9d6c6fa339c7

GEAHSSシンポジウムへの協力依頼

日本中東学会も加盟するGEAHSS(人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会)が、2022年3月27日にオンラインでシンポジウムを開催することになりました。
各分野でどのようなジェンダー研究がなされているのか、勉強する会になるとのことです。
シンポジウムも含めたGEAHSSの過去のイベントについては、以下をご参照ください。
https://geahssoffice.wixsite.com/geahss/blank-3

これに関連して、以下の通り、GEAHSS事務局より登壇者の募集依頼が来ております。
積極的に協力しても良いという方は、下記の連絡先へご連絡をお願いいたします。

3月のシンポジウムについて

今期のGEAHSSシンポジウムは、3月27日(日)(Zoom開催)に決定しました。
今回は、各分野でどのようなジェンダー研究がなされているか、勉強する会にいたします。

一口にジェンダー研究と言っても、分野が異なれば、問題意識も手法も様々です。
知っているようで実は知らない、他分野の研究。
この機会に知識を共有しあいませんか。

そこで、会員の皆様に是非、ご自身の分野でのジェンダー研究について、他分野の方向けにレクチャーしていただきたく思います。
ご登壇下さる方を募集いたします。
お一人20分程度のご講演、およびその後にはご登壇の皆様と会場とで意見交換、という流れになります。
どうぞふるってご応募ください。

(GEAHSSご担当の皆様には、是非ご所属の学会の会員の方々に、この件ご周知ください。またよい方がいましたらご紹介下さい。)

よろしくお願いいたします。

連絡先: (吉原)

1.シンポジウムの具体的な時間について

例年と同様の時間を考えております。
シンポジウム全体は13時半から、3時間か3時間半ほどです。
第1部と第2部から成ります。各分野からご登壇いただくのはこのうち後半の第2部で、15時ころからとなります。

2.第2部にご登壇いただく人数について

4~5名程度を想定しております。応募が多かった場合、基本的には最後のディスカッションの時間を削ってでも、ご応募いただいた皆様にご登壇いただく方向で考えます。それも難しいほどご応募があった場合には、大変申し訳ありませんが幹事学会でお願いする方を決めさせていただく場合がございます。

3.お話いただくテーマ、題目について

他の分野の方に向けての概説レクチャーをお願いいたします。
ご所属学会の学問領域全体での、基本的な問題意識、問題設定、方法論、主な研究成果、現在の動向、といった基本的なところをお話いただけたらと思います。
このような内容ですので、題目を事前に提出していただく必要はございません。

4.締切、およびご登壇確定後の流れについて

期間が短くて申し訳ありませんが、10日くらいまでにご応募ください。
資料を参加者への配布用として1週間前くらいまでにいただけたらと思います。また、差し支えなければ資料はその後GEAHSSのHPに載せさせていただきたく思います。
3月上旬くらいに一度Zoomで事前打ち合わせを行う可能性がございます。ご無理のない範囲でご参加いただきたく思います。

第20回中央アジア古文書研究セミナーのご案内

本年度の「中央アジア古文書研究セミナー」を、科研費(基盤研究(B))「近代中央アジアのムスリム家族とイスラーム法の社会史的研究」(代表:磯貝健一)の助成により、下記の要領で開催いたします。本年度は第20回であることから、2日にわたり実施いたします。京都大学羽田記念館を会場に、オンライン(Zoomミーティング利用)で参加可能なハイブリッド形式で行います。ぜひご参加ください。

日時:
2022年3月26・27日(土・日) 13:30~17:30(両日とも)
場所:
京都大学文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター羽田記念館 (京都市北区大宮南田尻町13、
https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/ceschi/hkk-top/
オンライン(Zoomミーティング)

【プログラム】

26日(土)
司会:
磯貝健一(京都大学大学院文学研究科)
13:30~13:50
参加者自己紹介
13:50~15:20
磯貝真澄(千葉大学大学院人文科学研究院)
「ヴォルガ・ウラル地域の婚姻と離婚の記録」
15:30~17:00
矢島洋一(奈良女子大学研究院人文科学系)
「離婚に関するファトワー文書」
17:00~17:30
質疑応答
27日(日)
司会:
矢島洋一
13:30~15:00
杉山雅樹(京都外国語大学外国語学部)
「ワクフに関するファトワー文書」
15:15~16:45
磯貝健一
反訴(daf`)に関連するファトワー文書」
16:45~17:30
質疑応答・総合討論
※18:00~
懇談会(Zoomミーティング利用)

参加を希望される方は、【2月21日(月)】までに、次の参加登録フォームでご登録くださるようお願いいたします。文書史料講読で使用する資料を事前に郵送いたします。ただし、京都大学羽田記念館でのご参加を希望され、その際にご出張の方は、【2月9日(水)、17時】までにご登録ください。

【参加登録フォーム】

https://forms.gle/Wy3m4oc1Tu2zyf8V7

開催形式につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況により、オンラインのみで実施する可能性があります。
ご不明な点、事務連絡先までお尋ねください。
――事務連絡先:磯貝真澄(

イスラーム信頼学ワークショップ「アフガニスタン問題と越境的イスラーム主義の起源」のご案内

科学研究費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」(領域代表:黒木英充)では、B01班とB02班、および科研費基盤研究(B)「暴力による民主主義の20世紀:トランスナショナルヒストリーの試み」 (研究代表者:長縄宣博)と共催で、下記のようにワークショップ「アフガニスタン問題と越境的イスラーム主義の起源」をオンラインで開催いたします。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

参加を希望される方は、以下のオンライン登録フォームにてお申し込みください。

※ご登録いただくことで当日のリンクが自動送信されます。リンクの共有はできませんのでご注意ください。

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZElcu-hqD4jE91_7l5W6vjJ70w1sfqjEL50

日時:
2022年3月26日(土) 14:00~15:30
報告:
田中浩一郎(慶応義塾大学)
「イスラーム革命とアフガニスタンをめぐる諸紛争:地域パワーバランスとイスラーム主義の影響」
使用言語:
日本語
開催形態:
一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催/要事前登録
共催:
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム共同体の理念と国家体系」(研究代表者:近藤信彰(AA研)課題番号:20H05827)/科研費学術変革領域研究(A)「思想と戦略が織りなす信頼構築」(研究代表者:山根聡(大阪大学)課題番号:20H05828)/科研費基盤研究(B)「暴力による民主主義の20世紀:トランスナショナルヒストリーの試み」 (研究代表者:長縄宣博(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)課題番号:18H00697)
問い合わせ・連絡先:
守田まどか  mmorita[at]aa.tufs.ac.jp

オンラインシンポジウム「ウクライナ戦争の背景とその波紋:我々は今どこにいるのか」(Mar.25)のお知らせ

科学研究費学術変革領域研究(A) 「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」は、3月25日(金)にオンラインシンポジウム「ウクライナ戦争の背景とその波紋」を開催いたします。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

オンラインシンポジウム「ウクライナ戦争の背景とその波紋:我々は今どこにいるのか」

日時:
2022年3月25日(金)16-18時
【開催趣旨】
ロシアのウクライナ侵攻から一か月が過ぎました。
このシンポジウムでは、この戦争がなぜ起こったのかについて理解を深めるために、それを世界史的文脈に位置付けることを試みます。
私たちは戦争の終結を祈りつつも、現在進行している悲劇を前に思考を停止させることなく、現代世界がこのような未曽有の危機に陥った経緯を検証します。
報告者:
1.青島陽子(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)
「ウクライナ戦争の歴史的位相」
2.長縄宣博(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター/東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(併任)・B01班研究分担者)
「長い20世紀の終焉とウクライナ戦争」
3.野田仁(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・A02班研究代表者)
「東からの視点:中国、カザフスタン、ロシアの位相」
4. 黒木英充(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所/北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(併任)・領域代表者・A03班研究代表者)
「中東地域との危険な共鳴」
5.佐原徹哉(明治大学政治経済学部・B03班研究分担者)
「ウクライナ侵略と世界の多極化」
6.質疑応答
モデレーター:
野田仁
使用言語:
日本語
 
 
 
開催形態:
 
 
 
一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催(ウェビナー形式)/要事前登録
 
 
 
事前登録:
 
 
 
参加ご希望の方はこちらのフォームからお申し込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_WZpvezGUSoGTClONA1bLYw
 
 
 
共催:
 
 
 
科研費学術変革領域研究 (A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」総括班(研究代表者:黒木英充(ILCAA/SRC)課題番号:20H05823)
科研費基盤研究(B)「暴力による民主主義の20世紀:トランスナショナルヒストリーの試み」(研究代表者:長縄宣博(SRC/ILCAA)課題番号:18H00697)
科研費基盤研究(B)「融解する帝国:ロシア帝国末期の境界地域における統治の近代化と社会の流動化」(研究代表者:青島陽子(SRC)課題番号:21H00581)
 
 
 
お問合せ:
 
 
 
「イスラーム信頼学」事務局(担当:村瀬)
 
 
 
E-Mail :
 
 
 
connectivity_jimukyoku[at]tufs.ac.jp
 
 
 

東文研セミナー「第3回オスマン帝国史研究セミナー」のご案内

この度、東文研セミナー「第3回オスマン帝国史研究セミナー」を下記の要領で、2022年3月25日にオンライン開催することになりました。
今回のセミナーでは、東洋文化研究所の秋葉が講師を担当し、18世紀〜19世紀初頭のオスマン帝国のウラマーの任命・位階台帳を扱います。史料を参加者の皆さんと読みときながら、オスマン帝国のウラマーの職階制であるイルミエ制度の仕組みを考えていきたいと思います。
参加者にはオスマン・トルコ語、あるいは、現代トルコ語とアラビア文字の知識があることが望まれます。
参加を希望される方は、下記のURLにアクセスして参加申し込みフォームに記入してください。追って、セミナー資料と、ZoomミーティングのIDとパスコードをメールでお送りします。

※このセミナーは、東京大学東洋文化研究所班研究「オスマン朝史料学の方法的課題」と科研費基盤B「オスマン帝国における社会階層とジェンダーに関する国際共同研究」の共催で開催します。

参加申込フォーム:
https://forms.gle/8QjaL4ovVHpVL9Vz6
申込期限:
2022年3月22日(火)23:59

「第2回オスマン帝国史研究セミナー」

日時:
2022年3月25日(金) 14:45〜17:00
場所:
Zoom開催
講師:
秋葉淳(東洋文化研究所)
「オスマン帝国ウラマーの3種の任命・位階台帳」
14:45
趣旨説明(秋葉淳)
14:50
イルミエ制度と史料の概要
15:15
史料講読と討論・解説
17:00
セミナー終了
連絡先:
秋葉淳 j-akiba(a)ioc.u-tokyo.ac.jp ※(a)を@に変えて下さい。

「中東のベーシック・インカムに関する研究会」のご案内

上智大学アジア文化研究所では、3月25日に以下の研究会を開催します。皆様のご参加をお待ちしています。

中東研究セミナー「中東のベーシック・インカムに関する研究会」のご案内

上智大学アジア文化研究所は、下記の要領で法政大学教授の岡野内正さんに「アラブ世界ではなぜベーシック・インカムへの関心が低いのか?」についてお話を伺います。
皆様のご参加をお待ちしております。

中東およびグローバル・サウスにおける社会理論、国際政治経済学、イスラーム社会論を専門とする岡野内正 法政大学社会学部教授に、昨年6月に出版されたご著書「グローバル・ベーシック・インカム構想の射程――批判開発学/SDGsとの対話」を踏まえて、(1)18世紀末イギリスから最近の世界銀行のハンドブックに至るまでのベーシック・インカム論の歴史を踏まえたうえで、(2)21世紀初頭以来の村落レベル実験の社会・経済開発効果のエビデンス、(3)最近の世界のベーシック・インカム要求運動のめざましい広がりと明らかになってきた政治的課題、(4)アラブ世界でベーシック・インカムへの関心が低い理由についてお話を伺います。中東社会論、政治経済論、福祉国家・福祉レジーム論、社会運動論等にご関心のある方は奮ってご参加ください。

【日時】
2022年3月25日(金)16時00分~17時30分
【場所】
Zoom
【プログラム】
16:00 - 16:05
趣旨説明(岩崎えり奈 上智大学)
16:05 - 16:45
岡野内 正(法政大学社会学部)「アラブ世界ではなぜベーシック・インカムへの関心が低いのか?」
16:45 - 17:30
ディスカッション
【参考文献】
岡野内正『グローバル・ベーシック・インカム構想の射程――批判開発学/SDGsとの対話』法律文化社、2021年6月
 
 
 
岡野内正『グローバル・サウスとは何か』松下冽・藤田件憲(編著)「第8章 生存権をめぐる底辺からの運動―自立と権利」ミネルヴァ書房、2016年11月
 
 
 
岡野内正「第19章 中東と世界の未来のために―歴史的正義回復に向けた市民運動を」長沢栄治・栗田禎子編著『中東と日本の針路―「安保法制」がもたらすもの』大月書店、2016年5月
 
 
 
岡野内正「アラブの春は西クルディスタンで花開いたか?――シリア内戦におけるロジャヴァ革命研究のために」『アジア・アフリカ研究』2021年第61巻 第2号, 35-53
 
 
 
【主催】
 
 
 
上智大学アジア文化研究所
ご参加くださる方は、https://forms.gle/kKNrbQsvcmt38S899 までお申し込みください(締切2022年3月23日(水))。ご希望される方には、ズーム参加手続き情報をお送りいたします。
アジア文化研究所EMAIL:  i-asianc*sophia.ac.jp(*を@に置き換えて下さい)
 
 
 

フィールドサイエンス・コロキアム「コロナ状況下で教える/はじめるフィールドワーク」」

東京外大AA研フィールドサイエンス研究企画センターは、フィールドサイエンス・コロキアム「コロナ状況下で教える/はじめるフィールドワーク」を開催します。みなさまのご参加をお待ちしております。

フィールドサイエンス・コロキアム「コロナ状況下で教える/はじめるフィールドワーク」

現在、私たちはコロナ状況に入ってから3年目を迎えようとしています。この間、東京外大AA研フィールドサイエンス研究企画センターは、コロナ状況がフィールド・ワークにどのように影響しているかについての情報を収集・発信してきました。

2020年度に開設された特設サイト「COVID-19とフィールド・ワーカー」では、ブログという形で欧州やアメリカ大陸を含めたフィールドの情報が集められ、今なお更新が続いています。同サイトの開設を受け、2021年度第1回フィールドサイエンス・コロキアムは「コロナ状況下のフィールドとフィールド・ワーカー」と題し、同サイトのブログ執筆者の中から5名が登壇し、ケニア、エチオピア、パキスタン、バングラデシュ、日本におけるフィールドワークの現状について報告しました。ディスカッションでは、ポスト・コロナ状況下のフィールドワークの課題と可能性について議論され、これからフィールドワークをはじめようとする院生や若手研究者に対する教育における支援のあり方について真剣に検討すべきであることが確認されました。そこで、今年度第2回目のフィールドサイエンス・コロキアムは、この問題を正面からとらえ、コロナ状況下におけるフィールドワーク教育の現状と課題について議論します。

プログラム
日時
2022年3月18日(金)14:00-16:00
場所
オンライン会議室(Zoom)
※参加登録:
こちらのフォームからご登録をお願いします
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUrd-2vqDkoEtW0-pKEza9qyIJcT0-QS-Rn
14:00
開始 アナウンス・趣旨説明
14:10
野林厚志(国立民族学博物館)
「オンライン教育と調査の1つの課題:情報の「見えない」脈絡をどう引き出すか」
14:30
小西いずみ(東京大学)
「コロナ禍における日琉方言研究の支援活動」
14:50
山本浩司(東京大学)
「コロナ禍中の歴史研究とピアサポート:歴史家ワークショップの事例から」
15:10
コメント:椎野若菜(AA研)
15:20
ディスカッション
16:00
終了予定
共催
アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドサイエンス研究企画センター(FSC);
人間文化研究機構広領域連携型基幹研究プロジェクト「アジアにおける「エコヘルス」研究の新展開」民博ユニット「文明社会における食の布置」;
科学研究費補助金基盤研究(A) 「『全国方言文法辞典』データベースの拡充によ る日本語時空間変異対照研究の多角的展開」(20H00015, 代表: 日高水穂);
Historians' Workshop 歴史家ワークショップ

2021年度イスラーム信頼学全体集会 「信頼学のレシピ ~素材と方法編~」のお知らせ

科学研究費学術変革領域研究(A) 「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」は、3月14日(月)に今年度の全体集会「信頼学のレシピ」をオンラインで開催いたします。
今年度は、「材料」に焦点を当てて、イスラーム信頼学の研究方法について検討したいと思います。
第一部では、今年度新たに加わった公募研究の研究課題の目的と方法を、各研究代表者が紹介します。
第二部では、来年度に開催される国際会議を担当する計画研究A02班とB02班の研究代表者による話題提供を行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

2021年度イスラーム信頼学全体集会
「信頼学のレシピ ~素材と方法編~」(Mar. 14)

2022年3月14日(月)13時~17時(オンライン開催)
【プログラム】
総合司会:
太田信宏(東京外国語大学AA研)
開会の挨拶(趣旨説明)(13時~13時20分)
黒木英充(東京外国語大学AA研/北海道大学SRC・A03班研究代表者・領域代表者)
第一部 素材を集める(13時20分~14時30分)
:公募研究代表者によるプレゼンテーション
司会:
長岡慎介(京都大学・A01班研究代表者)
登壇者:
ハシャン・アンマール(立命館大学)
磯貝真澄(千葉大学)
須永恵美子(東京大学附属図書館アジア研究図書館上懬倫理財団寄付研究部門)
太田(塚田)絵里奈(東京外国語大学AA研)
山尾大(九州大学)
黒田賢治(国立民族学博物館)
二ツ山達郎(香川大学)
―休憩(14時30分~14時40分)―
第二部 素材を吟味する:戦略としての翻訳・思想(14時40分~15時40分)
:A02班、B02班代表による話題提供
登壇者:
山根聡(大阪大学・B02班研究代表者)
「ターリバーンの方針の変化にみる戦略的判断」
野田仁(東京外国語大学AA研・A02班研究代表者)
「イスラーム法と慣習法のあいだ:紛争解決のための翻訳」(仮)
―休憩(15時40分~15時55分)―
第三部 全体討論(15時55分~16時55分)
閉会の挨拶(16時55分~17時)
使用言語:
日本語
開催形態:
一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催/要事前登録
ウェブサイト:
https://connectivity.aa-ken.jp/activity/540/ (日本語)
https://connectivity.aa-ken.jp/en/activity/540/ (English)
事前登録:参加ご希望の方はこちらのフォームからお申し込みください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZMpcuqrqj4sGNCupSIE2yAgKwZIgQaJ0-7l
主催:
科研費学術変革領域研究 (A)
「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」総括班
(研究代表者:黒木英充(ILCAA)課題番号:20H05823)
お問合せ:
「イスラーム信頼学」事務局
E-Mail :
connectivity_jimukyoku[at]tufs.ac.jp

中東情勢オンライン講演会(河野章 駐アルジェリア特命全権大使「最近のアルジェリアの政治経済情勢」)

この度、中東調査会は、河野章 駐アルジェリア特命全権大使を講師にお招きし、中東情勢講演会を実施いたします。河野大使には、2019年12月に選出されたテブン大統領の掲げる「新生アルジェリア」の政治経済を巡る最近の動きについてご講演いただく予定です。

本講演会は、オンライン(Zoomウェビナー)での開催となります。

是非ご参加賜りますようお願い申し上げます。

日時:
2022年3月9日(水)16:00~17:30(日本時間)
講師:
河野 章(駐アルジェリア特命全権大使)
演題:
「最近のアルジェリアの政治経済情勢~コロナ禍における「新生アルジェリア」の行方~」
参加費:
会員1,000円 非会員3,000円(お振込み後の払い戻しは対応致しかねます)
主催:
公益財団法人中東調査会

※まことに勝手ながら、お申込み先着順とさせて頂きます。なお、定員に達した場合は、お申込みを締め切らせて頂くことがございますので、あらかじめご了承頂けますと幸いです(定員となりました際は、その旨メールにてご連絡させて頂きます)。

1.お申込方法

(1)下記に必要事項をご記入の上、中東調査会宛(LDA03532@nifty.com )にご返信下さい。

申込者氏名(フリガナ):
法人名:
部署・役職名:
Email:
TEL:

※ご記入いただいた個人情報につきましては、適切に管理し、当講演会に関する業務のみに使用いたします。

(2)参加費をお振込みください

お申込み頂いた方は以下の振込先に参加費をお振込み下さい。

・振込先:
みずほ銀行 虎ノ門支店
普通2115962
口座名義 ザイ)チュウトウチョウサカイ
・振込期日:
2022年3月3日(木)23:59
【ご参加費】
・会員:1,000円
・非会員:3,000円

(ご自身が会員か非会員かご不明な場合はお問い合わせください)

※お申込者と振込人名義が異なる場合は、その旨を振込メモ欄にご記入いただくか、メールでお知らせください。
※ご請求書をご希望の場合は、PDFにて発行いたしますので、お申し込みの際に宛名を明記の上、メールでお知らせください。なお、請求書発行以降のキャンセルは対応いたしかねますのでご了承いただきますよう、お願い申し上げます。
※領収証をご希望の場合は、ご入金確認後にPDFにて発行いたしますので、領収証の宛名を明記の上、メールでお知らせください。

2.ご入金確認後、ウェビナー事前登録依頼メールを送信します

(1)ご入金が確認できた方に、3月4日(金)に「ウェビナー事前登録依頼メール」をお送りします。同メール内のリンクから必ずご登録ください。
(2)ウェビナーの事前登録後、「中東調査会」名でウェビナー講演会のURLが届きます。当日はこのURLからご参加ください。

【ご注意ください!】

※ウェビナーへの事前登録をしないままですと、当日ご参加頂けません。
※1アカウント1名様のみとさせて頂きます。同一名義で複数のログインはご参加をお断りすることもございますのでご注意ください。
※Zoomの操作に関するお問い合わせはお受けできません。

3.当日の流れ

  • 講演開始時間の5分前からウェビナーにご参加頂けます。
  • 皆さまの音声と画像はオフとさせていただきます。
  • 画面内の「Q&A」にご質問をお書入れください。司会者が取りまとめた上で、講師に質問します。
  • 動画の撮影・録画は固くお断りいたします。

4.お問い合わせ先

TEL:03-3371-5798 Email:
担当:高橋、伊藤

【講師略歴】

河野 章(こうの あきら)

生年月日
昭和36年7月14日生
最終学歴
京都大学法学部卒業(昭和59年3月)
採用試験
昭和58年外務公務員採用上級試験
出身地
兵庫県
昭和59.
4 外務省入省
平成15.
3 経済協力局開発協力課長
4 経済協力局国別開発協力課長
16.
8 経済協力局国別開発協力第二課長
17.
1 欧州局西欧課長
19.
7 財務事務官 大臣官房参事官(国際局開発政策課担当)
21.
7 外務事務官 大臣官房
9 兼総合外交政策局総務課
10 国際情報統括官付国際情報官(第一国際情報官室担当)
23.
8 在パキスタン日本国大使館 公使
25.
9 大臣官房参事官兼中東アフリカ局、中東アフリカ局アフリカ部
26.
1 大臣官房参事官兼中東アフリカ局アフリカ部、領事局
2 大臣官房参事官兼中東アフリカ局アフリカ部、中東アフリカ局、領事局
7 大臣官房参事官兼総合外交政策局(大使)、領事局
〃 大臣官房審議官兼総合外交政策局(大使)、領事局
27.
1 防衛書記官 防衛政策局次長
28.
12 外務事務官 欧州連合日本政府代表部 大使
令和 2.
9 大臣官房
10 特命全権大使 アルジェリア国駐箚

以上

開催のお知らせ 3/7 Emergence and Development of Maritime Territoriality: Three Experiments from the Pacific, the Persian Gulf and the Western Indian Ocean

"Information in English is written after the Japanese.

このたび3月7日(月)にみんぱく特別研究第2回ワークショップを開催させていただくことになりました。
報告は日本語で行われますが、英語との同時通訳もあります。
参加をご希望される方は、3月6日(日)までに下記の詳細をご覧の上、お申し込みください。
3月11日および29日も開催を予定しております。
プログラムが確定次第あらためてお知らせいたします。
ご参加お待ちしております。

開催日時:
2022年 3月 7 日(月)17:00~19:00
会場:
Zoom
言語:
英語(日本語への通訳あり)
参加申込:
https://docs.google.com/forms/d/1QLJlRpEjswVyGxz9yPjrC1fT4_ZLnGs0qmCNx8vn9F0/viewform?edit_requested=true
(3月6日まで)
【プログラム】
1700-1720
Hideaki Suzuki (National Museum of Ethnology, Japan)
“Modernity in Maritime Territoriality: Introduction”
“Emergence of British Lake as Consequence of Anti-Slave Trade Patrol in the 19th Century Western Indian Ocean”
1720-1730
Q&A
1730-1750
Ichiro Ozawa (Associate Professor, Ritsumeikan University)
“Respect for “Territorial Authorities”: Logics of the British Anti-Arms Traffic Activities in the Persian Gulf”
1750-1800
Q&A
1800-1820
Mónica Ginés-Blasi (Universitat Oberta de Catalunya)
“Using Territoriality to Divert Human Trade: Chinese Indentured Migration to Cuba via the Spanish Philippines”
1820-1830
Q&A
1830-1900
General Discussion
主催:
みんぱく特別研究「グローバル地域研究と地球社会の認知地図―わたしたちはいかに世界を共創するのか?」(代表:西尾哲夫)
共催:
NIHU地域研究プログラム現代中東地域研究

Dear all.,

I am Kenji Kuroda, Project Assistant Professor at the Center for Modern Middle East Studies of the National Museum of Ethnology.
We are pleased to announce that we will be holding a special research workshop on March 7 with simultaneous interpretation in Japanese/ English.
If you are interested in attending, please see the details below and register by March 6.
We look forward to your participation.

[Program]
Date and Time: 17:00~19:00 (maybe extended up to 1930) (GMT+9), 7 March, 2022
Venue:
Zoom
Language:
English/Japanese translation available
Registration:
https://docs.google.com/forms/d/120833swx8CgT5bfyvq0dLrDuhHarO7FlCbR4i39y4Zk/viewform?edit_requested=true
1700-1720
Hideaki Suzuki (National Museum of Ethnology, Japan)
“Modernity in Maritime Territoriality: Introduction”
“Emergence of British Lake as Consequence of Anti-Slave Trade Patrol in the 19th Century Western Indian Ocean”
1720-1730
Q&A
1730-1750
Ichiro Ozawa (Associate Professor, Ritsumeikan University)
“Respect for “Territorial Authorities”: Logics of the British Anti-Arms Traffic Activities in the Persian Gulf”
1750-1800
Q&A
1800-1820
Mónica Ginés-Blasi (Universitat Oberta de Catalunya)
“Using Territoriality to Divert Human Trade: Chinese Indentured Migration to Cuba via the Spanish Philippines”
1820-1830
Q&A
1830-1900
General Discussion
Organizer:
Minpaku Special Research Project "Global Area Studies: Toward a New Epistemology for Mapping the Globalizing World" (Project leader: Tetsuo NISHIO)
Joint-organizer:
NIHU Area Studies Project for the Modern Middle East

2021年度 第5回 大東 西アジア研究会(新ノウルーズ研)のお知らせ

本年度第5回の研究会を下記の通り開催することとなりました。
今回は深見和子さん、石井啓一郎さんよりご報告をいただきます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2021年度 第5回 大東 西アジア研究会

日時:
2022年3月6日(日曜日)14:00~17:20
※  Zoomでのオンライン開催となります。事前にzoomのURLをお送りしますので、参加をご希望の方はお名前、ご所属を添えて下記アドレスまでご連絡ください。
14:00 - 14:30
開会/趣旨説明 吉村武典(大東文化大学)
参加者自己紹介
14:30 - 15:50
報告者:深見和子(東洋文庫・東洋研究所兼任研究員)
報告タイトル:「所謂、染料「ペルシャン・ベリー」の用語の越境
―ペルシア絨緞の「預言者の緑」について―」
質疑応答
(休憩10分)
16:00 - 17:20
報告者:石井啓一郎(翻訳家・東洋研究所兼任研究員)
報告タイトル:「水路をめぐるファルハードの勲功伝説と現代文学のなかの主題的塑形」
質疑応答

以上です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

大東 西アジア研究会事務局 担当:中村菜穂

映画シンポジウム「女らしさ Mohtarama」(2013年、アフガニスタン)

3月4日(金)17:00より、映画シンポジウム:「女らしさ Mohtarama」(2013年、アフガニスタン)を開催いたします。
当日は、Malek Shafi'i監督にもオンラインでご登壇いただき、さまざまな側面から皆さんと議論できればと願っています。ご関心のある多くの方のご参加をお待ちしています。

詳細はこちら:
http://islam-gender.jp/news/349.html (日本語)
http://islam-gender.jp/en/news/6.html (English)

*要事前登録( https://forms.gle/itUYtjGKZmMxB1Cp8

【重要】登録に際しては氏名とご所属を明記してください。
当日は登録した氏名にてご参加ください。確認できない場合、ご参加いただけません。また、氏名表示に関してご事情がある場合は、登録の際にお知らせください。

映画シンポジウム:「女らしさ Mohtarama」監督:Diana Saqeb、Malek Shafi'i
(2013年、アフガニスタン)

2021年8月、ターリバーンが新政権の樹立に向けて動き出す中、路上に出て、よりよい未来を求めるべく声を挙げる人々もあらわれました。「アフガン女性は存在する」というスローガンを掲げた運動もその一つでした。
日本では「顔を覆われた存在」というイメージが残るアフガン女性たちですが、Malek Shafi'i 監督とDiana Saqeb監督の本作品では、ここ十数年のあいだに、彼女たちが自らの思いや願い、考えを語ったり、路上に出て声を挙げたりする動きが描かれています。
2010年のヘラートで、2009年のカーブルで、2011年のマザレ・シャリフで、ブルカ屋のおかみや、抗議運動の場に集まる人々、12歳で結婚を余儀なくされた女性たちが、それぞれ、「女」であることについてどのように語ったのか。アフガニスタンで女性たちが置かれてきた状況と、その中で育ってきたフェミニズムについて、本シンポジウムでは、人々が直面した困難と抱いてきた希望の両面から接近してみたいと思います。

日時:
2022年3月4日(金)17時開始(日本時間)
会場:
オンライン
要事前登録(こちらから: https://forms.gle/itUYtjGKZmMxB1Cp8
言語:
英語および日本語
*登壇者:
Malek Shafi'i監督、鳥山純子(立命館大学国際関係学部)
*モデレーター:
後藤絵美(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
【プログラム】
17:00
開会の言葉+映画紹介 後藤絵美(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
17:10-18:10
映画上映
18:20-19:00
コメントおよび監督とのインタビュー 鳥山純子(立命館大学国際関係学部)
19:00-19:50
質疑応答およびディスカッション
19:50
閉会の言葉
主催
  • 科研費基盤研究(A)空間・暴力・共振性から見た中東の路上抗議運動とネイション再考:アジア、米との比較(代表:酒井啓子, 21H04387)
後援
  • 科研費基盤研究(A)イスラーム・ジェンダー学の構築のための基礎的総合的研究(代表:長沢栄治, 20H00085)
  • 立命館大学 中東・イスラーム研究センター(CMEIS)

In August 2021, as the Taliban set out to establish a new regime, some people went out to the streets to hold demonstrations. One of the groups raised banners that read, "Afghan women exist (zanān-i afghān vojūd dārand)".

In Japan, Afghan women still have the image of being "covered." However, Mohtarama, a brilliant film directed by Malek Shafi'i and Diana Saqeb, tells us that these women have fought for decades to build a better society by developing their ideas, discussing issues with others, and taking to the streets to raise their voices.

At Herat in 2010, Kabul in 2009, and Mazare Sharif in 2011, women—an owner of burqa shop, protest attendees, and women who were forced to marry at the age of 12—expressed their views on what is like to be a woman in their society. In this workshop, we would like to take a closer look at the situation to which women have been relegated in Afghanistan and the feminism that has been developing amid this environment, both in terms of the difficulties faced by people and the hopes they hold in their hearts.

  • Grant-in-Aid for Scientific Research (A) (Principal Investigator: Keiko SAKAI (Chiba University) Project Number: 21H04387)
  • Grant-in-Aid for Scientific Research (A) “JSPS Research Project on Islam and Gender: Towards a Comprehensive Discussion” (Principal Investigator: Eiji NAGASAWA (ILCAA Research Fellow) Project Number: 20H00085)
  • Center for Middle Eastern and Islamic Studies (CMEIS), Ritsumeikan University
Date & Time:
Friday, March 4, 2022 (17:00 JST/ 9:00 CET~)
Venue:
Online
Registration Required( https://forms.gle/itUYtjGKZmMxB1Cp8 )
Languages:
English and Japanese (partially with translations)
Program
17:00 JST/ 9:00 CET
Introduction to the film (Emi Goto, ILCAA, Tokyo University of Foreign Studies)
17:10 JST / 9:10-10:10 CET
Film screening
18:20 JST / 10:20-11:00
CET Interview with Director Malek Shafi'i (Junko Toriyama, Ritsumeikan University)
19:00 JST / 11:00-11:50
CET Q&A and Discussion
19:50 JST / 11:50 CET
Closing
Organizers:

問い合わせは 後藤絵美まで( )

特別講演「間宗教的学び:科学のみならず、アートとして」

講師:
フランシス・クルーニー教授(ハーヴァード大学)
「未来の人文学に向けて:思想研究のための国際研究ネットワーク構築」プロジェクト(プロジェクト・リーダー:山城貢司・東大先端研・特任研究員)では、2022年2月の「イスラエル月間」に合わせ、ハーヴァード大学の神学部のフランシス・クルーニー教授(ヒンドゥー教・比較宗教学)をお迎えし、ユダヤ教を含む世界の諸宗教を、一神教と多神教の区別に囚われず、越境し架橋する「間宗教的学び(interreligious learning)」に関する特別講演を開催します。
クルーニー教授はサンスクリット語およびタミル語で書かれたヒンドゥー教文学、特にヴェーダーンタ学派とミーマーンサー学派の注解伝統の研究における世界的権威であると同時に、イエズス会司祭という顔も持ち合わせています。同氏の極めて多産な業績の中でも特に重要な位置を占めるのが、比較神学(comparative theology)と呼ばれる新しいアプローチに基づく一連の研究です。比較神学は、宗教的多元性という世界認識を踏まえた上で、一つの伝統に属する者が、他の伝統と邂逅し、両者を分節する境界線を一旦踏み越えた上で、深刻な動揺とそれに続く省察を必然的に伴いつつ、再び自身の出発点に回帰する運動のうちに宗教理解の本質を見定めようとします。このような間宗教的学びは、科学的厳密性を要請すると同時に、共感や美的体験に基づくものでなければならないのではないか?本セミナーでは、特殊と普遍・共同体・真理と解釈といった問題群を巡って、比較宗教学・宗教間対話・宗教哲学・宗教の神学とは異なる独自の地平を切り開いてきた比較神学の要諦をクルーニー教授に語っていただきます。セミナーの前半で、比較神学の理論的諸相が具体例を交えながら紹介された後、後半ではディスカッションによってその批判的掘り下げを狙います。宗教学、ひいては異文化理解とは何かという根本問題に向き合う機会となるであろう本セミナーに、一人でも多くの参加者があることを心より願っております(セミナーの概要と講演者の紹介については、下記の英文をご参照ください)。
日程
3月4日(金)午後9時から午後10時半
開催場所
オンライン(Zoom:リンクは後日送付予定)
主催
東京大学先端科学技術研究センター(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
東京大学先端科学技術研究センター・創発戦略研究オープンラボ(ROLES)
東京大学グローバル地域研究機構(IAGS)
GSIキャラバン・プロジェクト「中東国際政治における主要地域大国と域外大国の関係をめぐる実地調査と対話」(代表者:池内恵)
連絡先(参加登録・問い合わせ・その他)
東京大学先端科学技術研究センター特任研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
山城貢司(
Special Lecture:
Interreligious Learning: An Art, not Just a Science
Learning interreligiously in the 21st century is an exciting though complex project. Crossing over from the familiar ground of one language, culture and religion to another language, culture and religion requires great learning, patience, and humility, and a precise grasp of necessary details. However, the disciplinary rigor must open into an empathetic and even aesthetic appreciation of the newly encountered ideas and images, philosophies and poetry, arts and ethical practices. This requires then the ability to learn to be at home in a new intellectual and spiritual space. One has to learn to see the new context as do its inhabitants and insiders, even while keeping a scholar’s critical distance. If faith is involved, then this empathetic learning creates further interesting challenges for one’s home community, since one’s awareness has expanded beyond most believers’ expectations. Professor Francis X. Clooney, SJ, Parkman Professor of Divinity at Harvard University, will illustrate these and related points with reference to his study of Hindu traditions over more than four decades, even as he has adhered to his own Catholic Christian faith intellectual, spiritually and in practice.
Francis X. Clooney, S.J., joined the Harvard Divinity School faculty in 2005, where he is the Parkman Professor of Divinity and Professor of Comparative Theology. After earning his doctorate in South Asian languages and civilizations (University of Chicago, 1984), he taught at Boston College for 21 years before coming to Harvard. From 2010 to 2017, he was the Director of the Center for the Study of World Religions at Harvard.
His primary areas of Indological scholarship are theological commentarial writings in the Sanskrit and Tamil traditions of Hindu India. He is also a leading figure globally in the developing field of comparative theology, a discipline distinguished by attentiveness to the dynamics of theological learning deepened through the study of traditions other than one’s own. He has also written on the Jesuit missionary tradition, particularly in India, on the early Jesuit pan-Asian discourse on reincarnation, and on the dynamics of dialogue and interreligious learning in the contemporary world.
Clooney is the author of numerous articles and books, including Thinking Ritually: Retrieving the Purva Mimamsa of Jaimini (Vienna, 1990), Theology after Vedanta: An Experiment in Comparative Theology (State University of New York Press, 1993), Beyond Compare: St. Francis de Sales and Sri Vedanta Desika on Loving Surrender to God (Georgetown University Press, 2008), The Truth, the Way, the Life: Christian Commentary on the Three Holy Mantras of the Shrivaisnava Hindus (Peeters Publishing, 2008), Comparative Theology: Deep Learning across Religious Borders (Wiley-Blackwell, 2010), and His Hiding Place Is Darkness: A Hindu-Catholic Theopoetics of Divine Absence (Stanford University Press, 2013).
Recent books include Reading the Hindu and Christian Classics: Why and How It Matters (University of Virgina Press, 2019) and Western Jesuit Scholars in India: Tracing Their Paths, Reassessing Their Goals (Brill, 2020). His translation of the Hindu theologian Ramanuja’s Manual of Daily Worship(Nityagrantham) appeared in the International Journal of Hindu Studies in 2020. He is currently beginning to write a memoir tentatively entitled, Priest and Scholar, Catholic and Hindu: A Love Story.
In July 2010 he was elected a Fellow of the British Academy and has served as a Professorial Research Fellow at the Australian Catholic University. His most recent honorary doctorate was awarded in November 2019 by Regis College, University of Toronto. He is currently President-Elect of the Catholic Theological Society of America, and will be President during 2022-23.
He is a Roman Catholic priest and has been a member of the Society of Jesus for 50 years. He serves regularly in a Catholic parish on weekends. From 2007 to 2016 he blogged regularly in the “In All Things” section of America magazine online; his current blog is The Inner Edge, where he recently completed a series of 62 online homilies written during the year of church closures during the pandemic.
リンク
https://roles.rcast.u-tokyo.ac.jp/en/event/20220304
https://roles.rcast.u-tokyo.ac.jp/en/event/en20220304

2022年2月

連続講義 ナフタリ・シュムエル・メシェル博士(エルサレム=ヘブライ大学)ヘブライ語聖書への4つのパースペクティブ:「ヘブライ語聖書研究」への序論

いわゆる一神教伝統にとって、ヘブライ語聖書は究極の源泉として、その構造・用語法・世界観・歴史理解・表象・実践等を決定的に規定してきました。ユダヤ教だけでなく、キリスト教・イスラーム教もまた、ヘブライ語聖書の解釈を根本的な契機としてなされてきた面すらあると言うことも、できるかもしれません。一神教伝統は、世界宗教史における独自の宗教形態として、他の宗教伝統との興味深い比較対象です。それと同時に、西洋文明の基幹の一つとして、その理解に不可欠であることも明らかでしょう。聖書学の専門家だけでなく、それ以外の分野の研究者にとっても、ヘブライ語聖書は常に真剣に学び、あるいは新たに学びなおすに値する「書物の中の書物」であることは疑いを容れません。本連続講義は、2022年度晩夏−初秋に開催を計画している集中講義「ヘブライ語聖書研究」への導入として企画され、ヘブライ語聖書を批判的に読む上での4つの主要なパースペクティブ、すなわち(1)前史(2)後史(3)中心/周縁(4)多層性、に焦点をあてます。これにより、聖書学研究の基本的枠組みやアプローチ・研究史・近年の動向を改めて概観し、同分野の知識と理解をアップデートすることを目指しています。講義に際しては、日本の宗教学者からのレスポンスも交えながら、今後の聖書学研究の方向性について共に考えていきたいと思います(本講義の概要と講演者の紹介については、下記の英文をご参照ください)。

日程
2月27日(日)午後9時から午後10時半
2月28日(月)午後9時から午後10時半
開催場所
オンライン(Zoom:リンクは後日送付予定)
主催
東京大学先端科学技術研究センター(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
東京大学先端科学技術研究センター・創発戦略研究オープンラボ(ROLES)
東京大学グローバル地域研究機構(IAGS)
GSIキャラバン・プロジェクト「中東国際政治における主要地域大国と域外大国の関係をめぐる実地調査と対話」(代表者:池内恵)
連絡先(参加登録・問い合わせ・その他)
東京大学先端科学技術研究センター特任研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
山城貢司(

Four Perspectives on the Hebrew Bible:
Introduction to "The Hebrew Bible: Topics in Modern Research"

These two meetings are aimed at exploring the four primary perspectives that will be employed during the lecture series "The Hebrew Bible: Topics in Modern Research," which is planned to be held at the RCAST of the University of Tokyo during the coming summer/autumn of 2022.
1. "Pre-history", whereby the reader is interested primarily in the traditions that the original audiences of the text are presumed to have been known, and to which the Biblical text responds.
2. "Reading between the seams", whereby the reader aims to identify, analyze and understand the smaller units that comprise the text in its present form, and the process of their interweaving into a single text.
3. "Center and Periphery", whereby the reader aims to identify a Biblical text as central or peripheral within the ancient Israelite cultures (and specific schools of thought) that produced it.
4. "Post-history," whereby the reader alternately "tries on spectacles" worn by the early Jewish (and Christian) readers of the Hebrew Bible, and then removes them.
The first meeting will demonstrate, very briefly, each of these reading techniques; the second meeting will apply them to a selected text.
Dr. Naphtali Mesheljoined the Department of Bible and the Department of Comparative Religion at the Hebrew University of Jerusalem in 2016. His research focuses on the Hebrew Bible in its ancient Near Eastern contexts, and on its early interpreters. Within the broader study of religion, he has a particular interest in Sanskrit literature. His first book, “The Grammar of Sacrifice”, examines the ancient intuition that sacrificial rituals, like languages, are governed by “grammars.” His research interests include ancient models for the “science of ritual”; systems of pollution and purification; and mechanisms of double entendre in Wisdom Literature. He previously taught at the Moscow State University for the Humanities and at Princeton University. He is currently Chair of the Department of Comparative Religion.

リンク
https://roles.rcast.u-tokyo.ac.jp/en/event/20220227_28
https://roles.rcast.u-tokyo.ac.jp/en/event/en20220227_28

「イランのリアルな音楽文化」シャヒーンの会オンラインセミナー開催のお知らせ

シャヒーンの会では、「イランのリアルな音楽文化」をテーマに第5回オンラインセミナーを2月27日(日)に開催いたします。
今回は、浜松市楽器博物館学芸員、イランの弦楽器 セタール奏者の石井紗和子氏を講師にお招きします。

【セミナー内容】

本セミナーでは、イランの弦楽器セタールとペルシア語の歌唱、ペルシア語を学ぶためにイラン・テヘランに滞在された石井氏から、現地で実際に見聞きし、体験してこられたリアルな昨今のイランの音楽事情、イランの楽器、ペルシア語の歌と詩の解説を、現地で撮影された写真や映像と共にお話しいただきます。
さらには、講師の石井氏によるセタールの生演奏もございます。
質疑応答の時間も設けております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

『シャヒーンの会 第5回オンラインセミナー』

【開催概要】
セミナータイトル:
「イランのリアルな音楽文化」
日時:
2022年2月27日(日)15:00~16:15(多少の延長の可能性あり)
開催方法:
Zoomによるオンラインセミナー(参加費無料・要事前登録)
講師:
石井紗和子  (いしい さわこ)氏 ( 浜松市楽器博物館学芸員、セタール奏者 、キュレーター)
【講師プロフィール】

浜松市楽器博物館学芸員。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。キュレーターとして、音楽から文化や社会について考える場づくりを試みる。2018年秋よりイランに約1年間滞在し、弦楽器のセタールとペルシア語の歌唱を学ぶ。同地での経験を活かし、帰国後はワークショップのファシリテーターや大学のゲスト講師なども務める

【申込方法】

下記の申込専用フォームリンクより申込みください。
https://forms.gle/M3XiWW21QeHzkFQ78
※申込締切:2月27日(日)12時(正午)まで
※お申込み後、開催日までにご登録いただいたメールアドレス宛にZoom参加用のリンクをお送りいたします。

問い合わせ・連絡先:
毛利奈知子  シャヒーンの会 ~南・西アジア文化芸術研究会~主宰
e-mail: 
シャヒーンの会HP :  http://shaheen.jp/

中東音楽レクチャー・コンサート『アナトリアのアレヴィー:音楽は語る』

下記の要領で、2018年度から始めて今年度で三回目となるレクチャー・コンサートを開催いたします。
今回はトルコのアレヴィー系音楽家で研究者、映画音楽の作曲家としてもご活躍のウラシュ・オズデミル氏をお迎えしております。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

日時:
2022年2月26日(土) 16時~18時
場所:
オンライン開催
内容:
中東音楽レクチャー・コンサート『アナトリアのアレヴィー:音楽は語る』
16時からお話(トルコ語通訳付き)、17時からコンサート
出演:
ウラシュ・オズデミル(話と演奏)、米山知子(司会)、磯部加代子(通訳)
主催:
科研費基盤研究(B)『中東少数派の音文化に関する研究:共有と非共有に着目して』(研究代表者:飯野りさ)
申込:
https://forms.gle/AdCBxpcpX5f92UY79

2月25日(金)21時までに上記リンクよりお申込み下さい。
参加のためのズームリンク等をお送りします。
お問い合わせ先、(飯野)。

-ウラシュ・オズデミル氏略歴-

1976年生まれ。音楽家で民族音楽学者。トルコ南東部に位置するマラシュに生まれ、アレヴィーとしてその伝統に親しむ。1990年代後半から2000年代にかけてはトルコで少数派・少数民族の音楽を扱うことで有名なカラン・ミュジークの仕事に携わり、現在はイスタンブール大学付属音楽院で教鞭をとる一方で、アレヴィーの音楽に関して研究を続け論文を執筆。
多くの著名な演奏家とも共演し、共演者にはアレヴィーのアーシュクとして名高いデルトリ・ディヴァニやイランにおけるクルド音楽の大家アリー・アクバル・モラディーなどがいる。映画音楽にも携わるなど、多方面で活躍している。

みんぱく特別研究ワークショップ 「たばこから見る近代地中海世界と日本」開催のお知らせ

このたび現代中東地域研究拠点も協力し、2月25日にみんぱく特別研究ワークショップを開催させていただくことになりました。
報告は日本語で行われますが、英語との同時通訳もあります。
参加をご希望される方は、2月24日までに下記の詳細をご覧の上、お申し込みください
ご参加お待ちしております。

開催日時:
2022年 2月 25 日(金)16:30~18:30
会場:
Zoom(300名 先着順)
参加申込:
https://docs.google.com/forms/d/1wAAvLAvGF0xjpKqGNkRnyIwl12aS4H2wLgIc1yLeRYc/viewform?edit_requested=true

みんぱく特別研究ワークショップ
「たばこから見る近代地中海世界と日本」

【プログラム】
16:30-16:40
趣旨説明
黒田賢治(国立民族学博物館・特任助教)
16:40-17:10
戦前エジプトにおける葉煙草と「日本」
黒田賢治
17:10-17:40
近代日本とトルコ煙草
三沢伸生(東洋大学・教授)
17:40-17:50
休憩
17:50-18:05
コメント
加藤博(一橋大学・名誉教授)
18:05-18:30
質疑応答・ディスカッション
【使用言語】
日本語(英語への同時通訳あり)
【問合せ】
黒田賢治(
主催:
みんぱく特別研究「グローバル地域研究と地球社会の認知地図―わたしたちはいかに世界を共創するのか?」(代表:西尾哲夫)
共催:
NIHU地域研究プログラム現代中東地域研究、科学研究費基盤研究Bヒストリカル・デジタルグローブで俯瞰する戦間期アレクサンドリアと横浜(代表:後藤寛)、科学研究費基盤研究C近代日本のグローバルな貿易‐生産構造の展開と中東地域との相互依存関係をめぐる研究(代表:黒田賢治)

Dear all.,

I am Kenji Kuroda, Project Assistant Professor at the Center for Modern Middle East Studies of the National Museum of Ethnology.
We are pleased to announce that we will be holding a special research workshop on February 25 with simultaneous interpretation in English.
If you are interested in attending, please see the details below and register by February 24.
We look forward to your participation.

Date and Time:
16:30~18:30 (GMT+9), 25 Feb., 2022
Venue:
Zoom
Registration:
https://docs.google.com/forms/d/1fIRkKvdsXWKLYtCJQAMVSQaU_X1saYa8VuqYWfiUBwA/viewform?edit_requested=true
Workshop "The Modern Mediterranean World and Japan in the Relationships Created by Tobacco"
[Program]
16:30-16:40
Introduction
Kenji KURODA (Project Assistant Professor, Minpaku)
16:40-17:10
Global Tobacco Industry and 'Japanese' Tobacco Leaf in Modern Egypt
Kenji KURODA
17:10-17:40
Turkish Tabacco and Modern Japan
Nobuo MISAWA (Professor, Toyo University)
17:40-17:50
Break
17:50-18:05
Comment
Hiroshi KATO (Professor Emeritus, Hitotsubashi University)
18:05-18:30
Q&A and Discussion
Language:
Japanese (Simultaneous Interpretation in English)
Inquiry:
Kenji KURODA ()
Organizer:
Minpaku Special Research Project "Global Area Studies: Toward a New Epistemology for Mapping the Globalizing World" (Project leader: Tetsuo NISHIO)
Joint-organizer:
NIHU Area Studies Project for the Modern Middle East, KAKEN (21H03695, 21K12420)

グローバル関係学最終報告会/グローバル関係学コンソーシアム発足ワークショップ開催のご案内

2016年から始まった新学術領域研究「グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて:関係性中心の融合型人文社会科学の確立」は、おかげで2021年3月、無事終了いたしました。
このたび、5年間の研究事業の最終報告会を開催するとともに、グローバル関係学で築き上げた研究者のネットワークを今後も活かし、発展させていくべく、「グローバル関係学コンソーシアム」を発足させることにいたしました。
ぜひ、多くのみなさまのご参加をお待ちしております。(代表:酒井啓子)

日時:
2月21日(月) 10時~17時
場所:
Zoomによるオンライン
申込:
https://forms.gle/aoSganCNpeiYgfr1A
2月19日(土)午後8時までに上記リンクよりお申し込みください。Zoom参加のためのリンクをお送りします。
【プログラム】
10:00-10:10
開会の挨拶 (代表 酒井啓子)
10:10-10:40
報告「ブレグジットのグローバル関係学 -中心と周縁の間で-」(千葉大学 水島治郎)
10:40-10:55
質疑応答
10:55-11:25
報告「ローカルな経糸とグローバルな緯糸――「装いと規範」研究会から見えてきたもの」(東京外国語大学 後藤絵美+京都大学 帯谷知可)
11:25-11:40
質疑応答
11:40-12:10
報告「コモンズと文理シナジ-研究-メコン地域を事例として」
(千葉大学 五十嵐誠一)
12:10-12:25
質疑応答
昼休み
1:30-2:20
基調講演 「冷戦とは何だったのか:「みえなかった/みなかった」ものを考える」(国立シンガポール大学 益田肇、「人々のなかの冷戦世界」著者、2021年度大佛次郎論壇賞(朝日新聞)受賞)
2:20-2:40
質疑応答
2:50-4:10
若手研究者による活動報告
「イランにおける世論調査の概要とその分析」
(千坂知世 日本学術振興会PD)
「グローバルな危機における関係的思考の試み ――歴史分析から同時代的考察へ――」
(稲永祐介 東京外国語大学)
「Engaging International Human Rights Law against Hate Speech in Cyberspace(サイバースペースにおけるヘイトスピーチに対する国際人権法の取り組み)」
(波多野綾子 オックスフォード大学)
「比較地域研究の手法と実践-「グローバル関係学」への評価・接点・課題」
(舛方周一郎 東京外国語大学)
4:10-4:55
全体討論
コメント:鈴木絢女
松永泰行
4:55-5:00
閉会の挨拶

千葉大学・グローバル関係融合研究センター内事務局
〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33
Tel: 043-290-2334
E-mail:
http://www.shd.chiba-u.jp/glblcrss/index.html

「イスラーム地域研究・若手研究者の会」2月例会のお知らせ

来たる2月19日、イスラーム地域研究・若手研究者の会2月例会を開催いたします。

2月例会の報告は、 上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程の 金信遇さんにお願いしました。
報告では、主に人口統計資料の分析を通して過去100年間のチュニジアの人口変動を観察したあと、20 世紀前半の地域構造の特徴と変容について現在の状況と比較しながら検討します。現代チュニジア社会が抱える国内の地域間格差問題への理解を深めるために、支配体制の切り替わりをベンチマークとする既存の歴史区分の枠組みから脱却し、現代チュニジア社会をより中長期的かつ連続的なものとして捉えることを試みます。

なお、今回の例会も前回と同様、Zoomでのオンライン開催とし、参加は事前申込制といたします。参加をご希望の方は下記の【参加手続き】をご確認のうえ、期日までに手続きをお済ませください。

これまで以上の多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

日時
2月19日(土)14時から17時
報告者
金信遇氏(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程/アジア経済研究所研究推進部)
題目
「現代チュニジアにおける地域間格差の形成と変容」
コメンテーター
鷹木恵子氏(桜美林大学リベラルアーツ学群 教授)

参加をご希望の方は、2月18日(金)までに下記リンクより登録をお願いいたします。

このミーティングに事前登録する:
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZcpcumhqTsiGdIGkRhPMMQkfy-Jwi4UoGQa

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

エジプトの貧困と不平等に関する中東研究セミナーのご案内

エジプトの貧困と不平等に関する中東研究セミナーのご案内
Middle East Research Seminar on Poverty and Inequality in Egypt

上智大学アジア文化研究所は、Heba El-Laithy教授(カイロ大学政治経済学部)をお招きし、コロナ禍のなかのエジプトにおける貧困と不平等に関してお話しいただく研究セミナーを2月18日(金)に開催します。

Heba Ellaithy教授はカイロ大学政治経済学部で統計学を専門とし、エジプトおよび中東北アフリカの貧困と不平等の測定と分析の第一人者です。本セミナーでは、コロナ禍がはじまる直前にエジプト中央統計局が実施した「2019/2020年所得、支出と消費の世帯調査」の分析結果等を用いて、貧困と不平等のトレンド、コロナ禍の社会的影響などについてお話いただきます。エジプトをはじめとする中東北アフリカのコロナ禍の社会状況、貧困と不平等、社会政策などにご関心のある方はぜひご参加ください。

Institute of Asian, African, and Middle Eastern Studies and Center for Islamic Studies at Sophia University invite Heba El-Laithy (Cairo University), and hold a research seminar on poverty and inequality in Egypt.
Heba El-Laithy is an expert in statistics at the Faculty of Economics and Political Science at Cairo University. Her field of study is poverty and inequality in Egypt and the Middle East region, using the Household Income, Expenditure and Consumption Survey (HIECS).
In this seminar, she will talk about the trends in poverty and inequality in Egypt, using the recent HIECS, conducted in October 2019 - March 2020, just before the Covid-19 outbreak. The HIECS (Household Income, Expenditure and Consumption Survey) is the survey conducted periodically by CAPMAS (Central Agency for Public Mobilization and Statistics) to identify changes in consumption patterns and measure the poverty rate. She will also talk about the state of household employment and consumption prior to the pandemic.

*2月16日(水)までに、下記のフォームから参加登録をお願いいたします。登録を頂いた方宛に、セミナー前日までにzoomへの参加手続き情報をお送りいたします。

参加申し込みフォーム Registration: https://forms.gle/4pb2GnmDngrP2mir6
 (Registration deadline  February 16, 2022 )*Seminar URL will be sent to you later.

【日時Time】
Feb 18 2022 16:00 - 17:30
【場所 Place】
ZoomによるOnline開催
【プログラムProgram】
16:00 - 16:05
趣旨説明Introduction by Erina Iwasaki (Sophia University)
16:05 - 17:00
Lecture by Heba El-Laithy “Egypt Poverty and Inequality Trends with Projections of Post-Covid 19 on Poverty”
17:00 - 17:30
質疑応答Q & A discussions
【言語 Language】
英語 English
【主催 Organization】
上智大学アジア文化研究所 Institute of Asian, African, and Middle Eastern Studies  at Sophia University
【連絡先 Contact】
上智大学アジア文化研究所 https://dept.sophia.ac.jp/is/iac/
EMAIL : i-asianc*sophia.ac.jp(*を@に代えてご利用ください)

Heba El-Laithy has conducted many researches on poverty and inequality in Egypt and Middle East. Her recent publications include`:

  1. Measuring Happiness Among Egyptian Youth”, (2020)  in World Economics Vol. 21 No. 2, pages 299- 322, April-June 2020,(Jointly with Dina Armanious and Hadeer Farag).
  2. El-Laithy, Heba, and Dina Armanious. 2019. “Middle Class in Egypt: Size, Trends and Profile.” Chapter 2 in Understanding Poverty and Inequality in Egypt, Background Papers, World Bank. 2019. Washington, DC: World Bank.
  3. Multidimensional Deprivation in Egypt (2021) in World Economics  Vol. 22 • No. 1 • January–March 2021,(Jointly with Noha Omar)
  4. Mobility in Income Poverty Between 2010 and 2015 in Egypt, (2019) in World Economics • Vol. 20 • No. 1 • January–April 2019 (Jointly with Dina Armanious).
  5. Determinants and Measures of Inequality , (2015) in Economic and Social Development of the Southern and Eastern Mediterranean Countries, by Ayadi, R., Dabrowski, Marek, De Wulf, Luc (Eds.), published by Springer
  6. Measuring the Impact of Agricultural Finance on Rural Inequality: Evidence from Egypt, (2017) in World Economics • Vol. 18 • No. 1 • January–April 2017 (Jointly with Ahmed Rostom and Lamia Donia).
  7. Estimation of Poverty in Greater Cairo: Case Study of Three ‘Unplanned’ Areas, 2013,  African Development Review, Vol. 25, No. 2, 2013, 173–188. (jointly with Erina Iwasaki).
  8. Financing Options and Challenges to Achieve the Millennium Development Goals in Egypt , 2013, in Financing Human Development in Africa, Asia and the Middle East , by  Rob Vos and Marco V. Sánchez,  (eds), ( the chapter was coauthored Jointly with Motaz Khorshid, Ahmed Kamaly and Sohair Abou El-Enein).
  9. Equality of Opportunity for Children , in Egypt, 2000–2009, 2012,(2014) Policy Research Working Paper number 6159, World Bank.(Jointly with Carlos E. Vélez and Sherine Al-Shawarby).

日本学術振興会カイロ研究連絡センター第15回定例懇話会のお知らせ

前略、カイロでは寒さも少しずつ和らぎ始めたかのように感じるこの頃です。この度は、中世アラブの医療とその伝播について尾崎先生にお話いただけることとなりました。ちなみにカイロのイスラーム美術館にも、数多くの医薬道具が展示されております。尾崎先生は、中世アラブを中心として、医薬に限らず食文化にもご造詣が深く、多数の論文を執筆していらっしゃいます。ぜひ、多くのみなさまにご参加いただきたく、ご案内いたします。オンラインの開催となりますので、お手続きのほど、よろしくお願いいたします。

◆ 日時:
2022年2月18日(金曜) 開始時間:日本時間20時より (カイロ13時より) 60分
質疑応答:30分
◆ 配信方法:
Zoom
◆ 講演:
「中世イスラム医学の外科治療としての焼灼とその東伝:10世紀医学書、11世紀アンダルス裁判事例集、12世紀『ホラズムシャーの宝庫』、そして『回回薬方』の記述から」
◆ 講師:尾崎貴久子
(防衛大学校総合教育学群外国語教育室・教授)
◆ 要旨(講師記)
イスラム医学の外科治療の1つに焼灼がある。焼灼治療は、ハディースにおいては預言者ムハンマドが治療方法として挙げた3つの治療の1つであると記録されている。このことから、イスラム成立以前から人々に身近な治療であったといえる。
イスラム医学の焼灼治療の体系化は、10世紀、それぞれバグダードとコルドバで活躍した宮廷医師2人によってなされた。14世紀末には、このイスラム医学の焼灼法は、漢語イスラム医学書に「灸」として記載された。今回の発表では、まずイスラム医学の外科術や焼灼治療を、医学者や市井の人々はどのように認識、利用していたかを、10世紀の医学書および11世紀アンダルスの裁判事例集における医療裁判記録、そして14世紀に体系化された預言者の医学の書から検討する。
次に、焼灼法は東西イスラム世界の各地に伝播するが、その東への経路を考察する。最古のペルシャ語医学書とされる12世紀の『ホラズムシャーの宝庫』そして14世紀末の漢語医学書の『回回薬方』の記述を取り上げ、検討をおこなう。アラビア語・ペルシャ語・漢語の記述の比較検討からは、文字情報によるイスラム医学の東伝の時期と経路、その特徴が、さらには中国でのイスラム医学の治療者たちの活動の一端が浮かび上がる。
●参加方法:
講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール()にて、前日までに必ずお申込みください。
ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。
※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。

日本学術振興会カイロ研究連絡センター
JSPS Cairo Research Station
Flat no.4, 9 al-Kamil Muhammad Street
Zamalek, Cairo, Egypt
Tel. Fax. 02-2736-3752

日本ゲニザ学会主催<ユダヤ・アラビア語読解ワークショップのお知らせ>

*「ユダヤ・アラビア語読解ワークショップ」(ハイブリッド形式)

開催日:
2022年2月17・木、18・金、19・土、20・日、21・月(5日間)
時間:
毎回13:00~16:00+α(90分×2コマ)
場所:
東京大学本郷キャンパス法文1号館112教室
講師:
ラヘル・ハッソン博士 Dr Rachel Hasson

“Reading Middle Arabic - focusing on Judaeo-Arabic texts”

「中世アラビア語を読む–ユダヤ・アラビア語のテキストに焦点を当てる」

このコースの目的は、中世アラビア語の最も文書化されたタイプであるユダヤ・アラビア語の基本的な知識を提供することである。このコースを通じて、参加者は中世アラビア語の特徴と、ユダヤ・アラビア語初期からユダヤ・アラビア語後期まで、最も標準的なユダヤ・アラビア語に焦点を当てたさまざまな時代のユダヤ・アラビア語の主な言語的特徴に精通することになる。このコースでは、さまざまな種類の中世アラビア語のテキスト(アラビア文字で書かれ、主にユダヤ・アラビア語で書かれている)を読む。:神聖なテキスト、哲学的及び文学的なエッセイと手紙。

またこのコースでは、中世のユダヤ・アラビア語文化に関する知識も提供する。それは、一方では周囲のイスラームの伝統を実行し、他方では近隣の社会とは区別された文化である。

参加資格:アラビア語の知識

*なお、ラヘル先生はヘブライ文字とアラビア文字の対応と変換に関するお話はいたしませんので、ラヘル先生の「ユダヤ・アラビア語読解ワークショップ(中級)」への参加を希望される方は、以下の「ユダヤ・アラビア語読解練習会(初級)」(オンライン)へのご参加をお勧めいたします。学生の方も歓迎いたします。

*「ユダヤ・アラビア語読解練習会(初級)」(オンライン形式)

開催日時:2022年1月22日(土) 13:00~15:00+α (16:00頃まで延長可能)

  1. ヘブライ文字と発音の確認
  2. ヘブライ文字とアラビア文字の対応表の確認
  3. ユダヤ・アラビア語原本(デジタル版「T-S 8.12」)の確認
  4. ヘブライ文字のアラビア文字への変換練習
  5. アラビア文字に変換した文書の読解
  6. 質疑応答

講師:嶋田英晴(同志社大学一神教学際研究センター共同研究員)

*ラヘル先生の「ワークショップ」は原則的に対面ですが、オンラインにも対応したハイブリッド形式です。一方「練習会」はZoomを利用したオンライン形式です。それぞれご参加を希望される方は、オンライン登録フォームにて期限内に日本ゲニザ学会事務局までお申し込みください。

(登録フォーム 締切:2022年1月8日・土)

https://forms.gle/5j1FwDRHAWCp4Tt29

(参加費:無料・申込手続き:必要)

*「練習会(初級)」にご登録頂いた方には、練習会への招待メールと共に事前に「ゲニザ文書原本(T-S 8.12)」・「ヘブライ文字翻字版」・「アラビア語転写版(未完成)」・「和訳」を添付送信いたします。

*なお、2月のラヘル先生の「ワークショップ」ですが、1月22日(土)頃までには、ラヘル先生の来日が可能か否かを見極めます。万が一コロナ禍の影響で来日出来ない場合でも、イスラエルからオンラインで講義をして下さいます。(その場合は開始時間が変更される可能性があります)

*講師のラヘル・ハッソン博士の紹介記事です。→Rachel Hasson - academia.edu ラヘル先生の「ワークショップ」のテキストは事前に添付送信いたします。

また、「ワークショップ」の全講義の録画を可能な限り迅速に共有いたします。
本研究会は、活動記録のため録音・録画させて頂きますことをご了承ください。
その他ご不明な点がございましたら事務局までお気軽にお問合せ下さい。

主催団体:
日本ゲニザ学会
会長:
市川裕(東京大学名誉教授)
連絡先:
日本ゲニザ学会事務局(東京大学宗教学研究室内)
Email:
(嶋田英晴)

ワークショップ「思想と戦略に見るムスリム・コネクティビティ:ミャンマーとインドネシアの事例から」のお知らせ

イスラーム信頼学B02「思想と戦略が織りなす信頼構築」とA02「イスラームの知の変換」は、2月12日15時より下の要領で公開ワークショップ「思想と戦略に見るムスリム・コネクティビティ:ミャンマーとインドネシアの事例から」を開催いたします。
中東学会会員の皆様のご参加を心よりお持ち申し上げます。

ワークショップ「思想と戦略に見るムスリム・コネクティビティ:ミャンマーとインドネシアの事例から」(Feb. 12)

イベントページ:https://connectivity.aa-ken.jp/activity/535/

報告者:
池田一人(大阪大学、B02班研究分担者)
菅原由美(大阪大学、B02班研究分担者)
コメンテーター:
坪井祐司(名桜大学、A02班研究分担者)
司会:
藻谷悠介(大阪大学、B02班研究員)
プログラム:
15:00-15:05 趣旨説明
15:05-15:35 池田一人「1950-60年代ミャンマーの「ロヒンギャ」に関する予備的考察:ウー・ヌ政権期のイスラームをめぐるコネクティビティの形成、その解体について」
15:40-16:10 菅原由美「思想と戦略にみるムスリム・コネクティビティ:インドネシアにおける慣習法とイスラーム法」
16:15-16:30 コメント
16:30-17:00 質疑応答
使用言語:
日本語
開催形態:
一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催/要事前登録

参加をご希望の方は次のリンクからご登録をお願いいたします。
ミーティング登録 - Zoom

https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZIpcu-qrzkuHNWJYOGZi8fFg3W7_LErhzT7

寄進の比較研究総括研究集会

科学研究費補助金「寄進とワクフの国際共同比較研究:アジアから」(基盤B、代表者三浦徹)では、海外の研究グループ(ベルリン大学、エクス・マルセイユ大学、国立シンガポール大学等)と連携して研究集会を開催してきましたが、標記の総括的な研究集会「寄進のストラテジー」をオンラインで開催します。プログラムは以下の通りです。 参加(Zoomでの視聴)をご希望の方は、1月31日までにメール末の連絡先にご連絡ください。2月5日ごろに、Zoomの配信アカウントと発表要旨集のサイトをご連絡します。なお、発表者はこれまで本共同研究に関わったメンバーであり、「寄進のストラテジー(目的・効用)」をめぐる問題提起と討議を主体としたものとなります。

Final Meeting for the Comparative Study of Donation (Endowment) at the Toyo Bunko (Oriental Library) in Tokyo

12 - 13 February 2022
Strategy of Donation (Endowment):
Its Purposes and Social Benefits in a Comparative Perspective

Donation of properties has been prevalent in all regions throughout human history, but the fundamental question of why one performs the paradoxical act of donation, giving one’s own property to a third party, is unclear.
To answer this question, at the final meeting we will present and discuss a common topic, “Purposes and Social Benefit of Donation (Endowment),” from a comparative perspective.

First Day (February 12, Saturday)
Session 1 Japan 18:00-20:30, Singapore/Malaysia 17:00-19:30, Germany/France 10:00-12:30

Donation Strategy: Regional and Cultural Variety

Zachary Chitwood (University of Mainz), Sovereign Patronage and Annuity Endowments in the Byzantine World

Sanjukta Datta (Ashoka University), Maintaining the Bridge of Merit: Kingship and the Perpetuation of Land Endowments in Premodern India

Ignacio Sánchez (University of Warwick), Everlasting or Conditional Charity? Uses and Purposes of Movable Waqfs in Pre-Modern Islam

Nobuaki Kondo (Tokyo University of Foreign Studies), Shi'ite Waqfs in Early Modern Iran: An Islamic Variant?

--- One hour rest for meal---

Session 2 Japan 21:30-23:30, Singapore/Malaysia 20:30-22:30, Germany/France 13:30-15:30

Purposes and Social Benefits of Donation: Comparative Perspectives Toru Miura (Toyo Bunko), Comparative Perspectives on Donation and Endowment by Japanese Research Team Mio Kishimoto (Toyo Bunko), What is the “Self”?: The Elastic Ego and Charity Movements in Early Modern China

Second Day (February 13, Sunday)
Session 3 Japan 18:00-20:00, Singapore/ Malaysia 17:00-19:00, Germany/France 10:00-12:00 Changing Strategies of Donation in Modern and Contemporary Times

Tillmann Lohse (Humbolte University in Berlin), A Proposal for a Universal Taxonomy of Foundations Randi Deguilhem (Aix-Marseille University), Institutionalizing Personal Network Strategies via Choice of Waqf Beneficiaries: Examples from the Ottoman World

Ichiko Shiga (Ibaraki Christian University), Donations and Rewards in the Fundraising System of Chinese Charitable Organizations: A Case of Chaozhonese Shantang

Magda Ismail Abdel Mohsin (Global University of Islamic Finance), Sadaqah and Waqf and their Social Impact ( A Case of Rida’ al Walidain Organization/Sudan)

Session 4 Japan 20:00-21:00, Singapore/ Malaysia 19:00-20:00, Germany/France 12:00-13:00

General Discussion

参加(視聴)をご希望の方は以下のメールアドレスに、お名前とご所属を記して、1月31日(月)までにご連絡ください(部分的な視聴も可能です)。
2月5日ごろに、Zoomの配信アドレスと要旨集のサイトをご連絡します。
太田啓子(東洋文庫) < >

2015年に開催したComparative Study of the Waqf from the Eastをもとにした英文論集(TBRL19)が、(公財)東洋文庫のリポジトリに掲載されています(ダウンロード可)。

https://toyo-bunko.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_snippet&index_id=985&pn=1&count=20&order=17&lang=japanese&page_id=25&block_id=47

2019年には国際イスラーム大学(マレーシア)、2021年には国立シンガポール大学(アジア研究所)で研究集会を開催しました。
前者の成果物として、Intellectual Discourse No.26 Special Issueがオンラインジャーナルとして刊行されています。

https://journals.iium.edu.my/intdiscourse/index.php/id/issue/view/81

後者の要旨集は、下記のサイトに掲載されています。

https://ari.nus.edu.sg/wp-content/uploads/2020/01/Program5_Donations.pdf

公開シンポジウム「女性の財産権・相続をめぐる比較ジェンダー史」のご案内

この度、下記の公開シンポジウムを開催いたしますのでご案内申し上げます。
事前申し込みは2月9日(水)までとなっております。みなさまのご参加をお待ちしております。

公開シンポジウム「女性の財産権・相続をめぐる比較ジェンダー史」

■日時:
2022年2月11日(金・祝)
■会場:
オンライン(zoom)
■お申込み:
下記のGoogleフォームより、2/9(水)までにお申込みください。
参加URLは、2/10(木)に送付いたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSepywq3ydee93Qva2UWTW66v1NNz0mahw65DkURL4pR4yR09g/viewform?usp=sf_link
■プログラム
13:30-13:40
趣旨説明 三成美保(奈良女子大学)
総合司会 小野仁美(東京大学)
13:40-14:20
第一報告 浦野聡(立教大学)
「6世紀後半ローマ法下、貴族女性の相続と財産管理事務をめぐる一断章――コンスタンティノープルと中エジプトの事例から」
14:20-15:00
第二報告 阪上眞千子(甲南大学)
「イタリア中世における女性の財産権(ローマ法学説と地域特有法)」
15:00-15:10
休憩
15:10-15:50
第三報告 阿部尚史(お茶の水女子大学)
「西アジアのムスリム社会における女性の相続と財産移転―19世紀イランの事例を中心に」
15:50-16:05
 
コメント1 久留島典子(神奈川大学)
16:05-16:20
 
コメント2 竹村和朗(高千穂大学)
16:20-17:00
 
全体討論

なお、本シンポジウムは、
科研費基盤研究(B)「『アジア・ジェンダー史』の構築と『歴史総合』教材の開発」(2020~2022年)(研究代表者:三成美保)
科研費基盤研究(A)「イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究」(2020~2023年)(研究代表者:長沢栄治)
の共催で開催いたします。

■お問い合わせは、小野  まで

「『シリア難民の今』を考える公開シンポジウム」のお知らせ

科学研究費学術変革領域研究(A) 「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」は、特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)と共催で「『シリア難民の今』を考える公開シンポジウム」を開催いたします。

「シリア難民の今」を考える公開シンポジウム

日時:
2022年2月9日(水曜日)17時~18時45分
登壇者:
黒木英充(東京外国語大学AA研/ 北海道大学SRC、A03班研究代表者・領域代表者)
景平義文(AARトルコ駐在代表)
ハリル・オスマン(トルコ事務所代表)
モデレーター:
長有紀枝(AAR会長、立教大学、A03班研究分担者)
【開催趣旨】

2011 年の「アラブの春」をきっかけに発生したシリア内戦は、10 年以上を経て収束せず、1,300 万人を超える難民・国内避難民が依然として困難な状況に置かれています。
AAR は2014 年以降、約360 万人のシリア難民が居住する隣国トルコで、子どもの教育や障がい者支援などを実施してきたほか、シリア国内に残る避難民を支援しています。

今回のシンポジウムでは、中東地域研究を専門とする黒木英充・東京外国語大学教授がシリアとトルコの地域における難民受け入れの歴史について、AAR トルコ駐在代表の景平義文、トルコ事務所代表のハリル・オスマンが、トルコにおける過去 10 年間の難民の状況と課題、トルコにおける人道支援活動およびAAR の支援事業について報告し、参加者の質問に答えてパネルディスカッションを行います。

モデレーターは、長 有紀枝(AAR会長、立教大学教授)が務めます。

テーマに掲げた「イスラームと信頼構築」は今日、トルコにおけるシリア難民支援の大きな課題になっています。
トルコ国民は当初、宗教・文化的背景を共有するイスラム同胞のシリア難民を「ゲスト」として共感をもって温かく迎えましたが、シリア内戦の長期化に伴い、両者の間に不協和音が生じています。

シンポジウムでは、中長期的な難民支援にあたって、難民と地域住民の信頼関係をいかに醸成していくかの道筋を探り、そこでイスラムがどのような役割を果たすのかを考えます。シリア難民の現状と今後の課題について知見を共有し、私たちに何ができるかを考える貴重な機会です。
皆さまのご参加をお待ちいたします。

イベント詳細:
https://aarjapan.gr.jp/event/4138/
使用言語:
日本語・英語(同時通訳あり)
開催形態:
一般公開/無料(AARの難民支援へのご寄付をお願いいたします)、オンライン(要事前登録)
事前登録:
こちらのリンクよりお申込みください。
https://app.jibun-apps.jp/form/7d9c7481-4f5a-4f9c-9f93-a96da3c1c81a/new
共催:
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
A03班「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(ILCAA/ SRC); 20H05826)
特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)
本件お問い合わせ先:
難民を助ける会事務局(https://aarjapan.gr.jp/contact/)担当:古川

龍谷大学シンポジウム「神秘思想における「善悪の彼岸」―否定神学と悪魔論をめぐって―」のご案内

この度、シンポジウム「神秘思想における「善悪の彼岸」―否定神学と悪魔論をめぐって―」をオンライン開催します。本シンポジウムはキリスト教とイスラームの対話に関する龍谷大学国際社会文化研究所指定研究(代表・佐野)の成果として実施します。鶴岡賀雄・日本宗教学会会長をはじめ斯界の専門家を招き、仏教を含む諸宗教の神秘思想に繋がる否定神学、次いで悪魔論を論じます。詳細は以下をご覧ください。聴講は自由ですので奮ってご参加下さい。

主催:
龍谷大学国際社会文化研究所/共催:龍谷大学世界仏教文化研究センター&科研費基盤研究C「ルーミーの実践的神秘思想の比較宗教学的究明」
日時:
2022年2月7日(月) 10:00~17:00
参加方法:
自由参加。以下のZOOMのURLから参加。
https://us02web.zoom.us/j/84781340613?pwd=TGNhMzAxQmxzUC83M2Rzb1J1YmpOQT09
ミーティングID:847 8134 0613
パスコード:806544
プログラム
10:00~10:10
佐野 東生 (龍谷大学国際学部教授) 開会の辞
第一部
否定神学をめぐる考察
10:10~11:00
鶴岡 賀雄 (日本宗教学会会長) 基調講演:「善悪の彼岸」の「神秘思想」―西欧キリスト教の伝統から―
11:00~11:50
 
久松 英二(龍谷大学国際学部教授)東方キリスト教神秘思想と否定神学―プラトンからパラマスまで—
11:50~12:20
 
野元 晋(慶應義塾大学教授)コメント:イスラームの「否定神学」の例として—イスマーイール派を中心とするシーア諸派から―
12:20~12:30
 
質疑応答
12:30~13:30
 
休憩
第二部
悪魔論をめぐる考察
13:30~14:20
 
佐野 東生 否定神学から悪魔観へ―カリフ・アリーからルーミーに至る精神的系譜―
14:20~15:10
 
平野 貴大(日本学術振興会PD)クルアーンにおける悪魔観―人間、ジン、天使の位置付けを巡って―
15:10~15:20
 
質疑応答
15:20~15:30
 
休憩
15:30~16:20
 
嵩 満也(龍谷大学国際学部教授)親鸞における魔障・悪の問題の基底としての神秘思想
16:20~16:50
 
井上 善幸(龍谷大学法学部教授)コメント:親鸞思想と空
16:50~17:00
 
質疑応答
詳細:
大学HP
https://www.kenkyubu.ryukoku.ac.jp/%e3%80%90%e5%9b%bd%e9%9a%9b%e7%a4%be%e4%bc%9a%e6%96%87%e5%8c%96%e7%a0%94%e7%a9%b6%e6%89%80%e3%80%91%e6%8c%87%e5%ae%9a%e7%a0%94%e7%a9%b6%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88-%e3%82%b7/
問い合わせ先:
龍谷大学 国際社会文化研究所
E-mail:

『リトル・パレスティナ』上映・監督講演会

2022年2月6日(日)開催予定の記録映画『リトル・パレスティナ』オンライン上映・監督講演会につき、以下の通りお知らせします。みなさまのご参加をお待ちしております。

ダマスカス南部に位置するパレスチナ人居住区ヤルムーク・キャンプは1957年以来、世界最大のパレスチナ難民居住区として、後には首都郊外のベットタウンとして発展を遂げた。しかし、同キャンプは2012年から2015年にかけてシリア政府軍に包囲される。こうした中、ハティーブ監督は極限状態に置かれた住民の模様をカメラで追い続けた。
タッル・ザアタルやサブラ・シャティーラ、ガザ地区をはじめ長らくパレスチナ人が晒されてきた封鎖と飢餓は、シリアでも繰り返された。この「小さなパレスチナ」での経験について、本作品の上映後、監督にお話を伺う予定。

<オンライン上映会&監督講演会>

上映作品:
『リトル・パレスティナ―包囲下の日々―』(Little Palestine, Diary of a Siege)、レバノン・フランス・カタール、89分、2021年
日時:
2022年2月6日(日)
18:00~20:00 映画上映
20:00~21:00 アブドゥッラー・ハティーブ(Abdallah Al-Khatib)監督講演会
(司会:山本薫 聞き手:岡崎弘樹 通訳:森晋太郎)
言語:
アラビア語(字幕・通訳あり)
会場:
オンライン
申し込み:
https://forms.gle/4WAFg4uJ7jdKvgkY7
(視聴準備のため2月4日(金)24時に申し込みを締め切ります)
参加費:
無料
ポスター:
https://drive.google.com/file/d/1lyJ_RdpjOHZ5wVu30-bqieDnrVINuuoX/view?usp=sharing

<アブドゥッラー・ハティーブ監督の略歴>

1989年、ダマスカス郊外ヤルムーク・キャンプに生まれる。ダマスカス大学で社会学を専攻後、2011年春にシリア各地に広がった民衆抗議運動や人道支援活動に加わる。包囲下の同キャンプ住民の生活を捉えた記録映画『リトル・パレスティナ』は、2021年山形国際ドキュメンタリー映画祭「アジア千波万波」部門で大賞(小川紳介賞)を受賞した他、その他の国際的な映画祭でも高い評価を得ている。
https://lightdox.com/little-palestine-diary-of-a-siege/

<共催>

科研基盤研究(A)「空間・暴力・共振性から見た中東の路上抗議運動とネイション再考:アジア、米との比較」(代表:酒井啓子)
科研基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(代表:岡真理)
問い合わせ プロジェクト・ワタン事務局

日本学術振興会カイロ研究連絡センター第13回定例懇話会のお知らせ

前略、カイロでは底冷えのする日が続いております。この度は、ジェトロに勤務される井澤先生から、昨今のエジプト経済事情と新企業開設のお話を伺います。現在のエジプトは道路建設、新都市計画、新交通網、不法住宅地撤去などあたかも日本の70年代を彷彿とさせる活況を見せております。エジプトにおけるジェトロの活動とともに、豊富な統計データやプロジェクト概要などをお使いになって、これらの事業を支える経済状況そして新たな企業の動きをご解説いただきます。ぜひ、多くのみなさまにご参加いただきたくご案内いたします。オンラインの開催となりますので、お手続きのほど、よろしくお願いいたします。

◆ 日時:
2022年2月4日(金曜) 開始時間:日本時間20時より (カイロ13時より) 60分
質疑応答:30分
◆ 配信方法:
Zoom
◆ 講演:
「エジプトの経済概況とスタートアップ」
◆ 講師:
井澤 壌士 日本貿易振興機構(ジェトロ)カイロ事務所
◆ 要旨(講師記)
エジプトでのビジネスには課題もあるが、魅力もある。コロナ禍においても、観光・外食などは落ち込みを見せたが、GDPはプラス成長しており、新車販売台数も増加した。これらの経済指標や統計を用いて、エジプト経済について解説する。
あわせて、エジプトのスタートアップ(ベンチャー企業)の状況について語る。昨今、エジプトやアフリカでは、若者の起業が盛んである。金融・医療・物流・教育など社会課題の多い分野にて、ICTを用いた課題解決のサービスを提供し、数年で大きな出資を得た企業も、上場した企業もいる。コロナ禍以降も、デジタル化が進み、欧米や日本からエジプトスタートアップへの投資案件も出てきている。
2020年時点の「エジプト市場の魅力とスタートアップ」の情報をアップデートしてお届けする。
https://www.jetro.go.jp/biz/seminar/2021/52a75f5e7e0ece59.html
●参加方法:
講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。
※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。

日本学術振興会カイロ研究連絡センター
JSPS Cairo Research Station
Flat no.4, 9 al-Kamil Muhammad Street
Zamalek, Cairo, Egypt
Tel. Fax. 02-2736-3752

2.2中東情勢オンライン講演会(松永泰行 東京外国語大学大学院教授「ライースィー政権下のイラン――課題と展望――」)

この度、中東調査会は、松永 泰行 東京外国語大学大学院教授を講師にお招きし、中東情勢講演会を実施いたします。松永先生には、ロウハーニー政権(2013~2021)の総括および2021年6月のイラン大統領選挙の分析と、同選挙の結果誕生したライースィー政権が抱える課題とイランを取り巻く内外情勢の展望についてご講演いただく予定です。

なお、本講演内容の一部は、『中東研究』第543号(1月31日発売)における講師論文内容を含みます。(「第13期大統領選挙に顕れるイラン・イスラーム革命体制の諸問題」)

本講演会は、オンライン(Zoomウェビナー)での開催となります。
是非ご参加賜りますようお願い申し上げます。

日時:
2022年2月2日(水)15:00~16:30(日本時間)
講師:
松永 泰行(東京外国語大学大学院教授)
演題:
「ライースィー政権下のイラン――課題と展望――」
参加費:
会員1,000円 非会員3,000円(お振込み後の払い戻しは対応致しかねます)
※本講演のお申込みと同時に『中東研究』第543号を新たにご購入の方は、会員・非会員を問わず、参加費を無料とさせていただきます(『中東研究』代、2,000円税・送料込のみのお支払い)
主催:
公益財団法人中東調査会

※まことに勝手ながら、お申込み先着順とさせて頂きます。なお、定員に達した場合は、お申込みを締め切らせて頂くことがございますので、あらかじめご了承頂けますと幸いです(定員となりました際は、その旨メールにてご連絡させて頂きます)。

1.お申込方法

(1)下記に必要事項をご記入の上、中東調査会宛( )にご返信下さい。
申込者氏名(フリガナ):
法人名:
部署・役職名:
Email:
TEL:
冊子郵送先住所(第543号ご購入の方のみ):
※ご記入いただいた個人情報につきましては、適切に管理し、当講演会に関する業務のみに使用いたします。

(2)参加費をお振込みください
お申込み頂いた方は以下の振込先に参加費をお振込み下さい。
・振込先:
 みずほ銀行 虎ノ門支店
 普通2115962
 口座名義 ザイ)チュウトウチョウサカイ
・振込期日: 2022年1月28日(金)23:59

【ご参加費】会員:1,000円 非会員:3,000円
(ご自身が会員か非会員かご不明な場合はお問い合わせください)

※お申込者と振込人名義が異なる場合は、その旨を振込メモ欄にご記入いただくか、メールでお知らせください。
※ご請求書をご希望の場合は、PDFにて発行いたしますので、お申し込みの際に宛名を明記の上、メールでお知らせください。なお、請求書発行以降のキャンセルは対応いたしかねますのでご了承いただきますよう、お願い申し上げます。
※領収証をご希望の場合は、ご入金確認後にPDFにて発行いたしますので、領収証の宛名を明記の上、メールでお知らせください。

2.ご入金確認後、ウェビナー事前登録依頼メールを送信します

(1)ご入金が確認できた方に、1月31日(月)に「ウェビナー事前登録依頼メール」をお送りします。同メール内のリンクから必ずご登録ください。
(2)ウェビナーの事前登録後、「中東調査会」名でウェビナー講演会のURLが届きます。当日はこのURLからご参加ください。

【ご注意ください!】

※ウェビナーへの事前登録をしないままですと、当日ご参加頂けません。
※1アカウント1名様のみとさせて頂きます。同一名義で複数のログインはご参加をお断りすることもございますのでご注意ください。
※Zoomの操作に関するお問い合わせはお受けできません。

3.当日の流れ

  • 講演開始時間の5分前からウェビナーにご参加頂けます。
  • 皆さまの音声と画像はオフとさせていただきます。
  • 画面内の「Q&A」にご質問をお書入れください。司会者が取りまとめた上で、講師に質問します。
  • 動画の撮影・録画は固くお断りいたします。

4.お問い合わせ先

TEL:03-3371-5798 Email:
担当:金谷、伊藤

【講師略歴】
松永 泰行(まつなが やすゆき)
東京外国語大学大学院教授。1963年生まれ。ニューヨーク大学(NYU)大学院修了。政治学博士。在イラン日本大使館専門調査員、日本大学国際関係学部専任講師等を経て、2013年より現職。専門は比較政治学、国際関係論。

1月

AA研共同利用・共同研究課題「中東・イスラームの歴史と歴史空間の可視化分析」研究会「イジャーザがつなぐ都市・人・学知」のお知らせ

東京外大AA研共同利用・共同研究課題「中東・イスラームの歴史と歴史空間の可視化分析」は、科学研究費学術変革領域研究(A) 「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」と共催で、研究会「イジャーザがつなぐ都市・人・学知」を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

東京外大AA研共同利用・共同研究課題「中東・イスラームの歴史と歴史空間の可視化分析―デジタル化時代の学知の共有をめざして」
2021年度第1回研究会(通算第3回目)「イジャーザがつなぐ都市・人・学知」

日時:
2022年1月29日(土曜日)13:00~15:30
プログラム:
13:00
開始・趣旨説明
13:10
水上遼(東京大学東洋文化研究所・特任研究員)
「都市を飛び交う集団イジャーザ:13-14世紀バグダードを中心に」
13:45
太田(塚田)絵里奈(東京外大AA研・特任助教)
「イスティドゥアーのイジャーザ授受を通じた都市エリート間の関係構築:15世紀名士伝記集『輝く光』を中心に」
14:30
コメント 三浦徹(お茶の水女子大学名誉教授)
ディスカッション
15:30
終了
【イベントページ】
https://connectivity.aa-ken.jp/activity/503/
使用言語:
日本語
開催形態:
オンライン開催
事前登録:
こちらのリンクよりお申込みください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZApdO-qrjgqHdMgi-OySy9BJZ6AG2hky9Ii
共催
  • 学術変革領域研究(A) 「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」公募研究
    「前近代アラビア語史料のデジタル解析による文民エリートの人的ネクサス研究」 (研究代表者:太田(塚田)絵里奈, 課題番号:21H05374)
  • 学術変革領域研究(A) 「デジタルヒューマニティーズ的手法によるコネクティビティ分析」(研究代表者:熊倉和歌子 課題番号:20H05830)
問い合わせ・連絡先
熊倉和歌子 kumakura[at]aa.tufs.ac.jp

第6回「中央ユーラシアのムスリムと家族・規範」研究会のお知らせ

2021年度京都大学東南アジア地域研究研究所CIRASセンター共同研究「ムスリム家族とジェンダー規範をめぐる時空間のパースペクティヴ:中央ユーラシア、ロシア、中東をつなぐ」では、2021年度東北大学東北アジア研究センター共同研究「ロシア・ソ連の家族・ジェンダー規範とイスラーム的言説の比較研究」と共催で、第6回(2021年度第2回)「中央ユーラシアのムスリムと家族・規範」研究会を開催いたします。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

日時:
2022年1月29日(土) 10:00-12:00
場所:
オンライン(Zoomミーティング)

※研究報告者、討論者、また共同研究者の一部が京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(213号室)(京都市左京区吉田下阿達町46)から参加するハイブリッド形式で行う予定です。ただし、新型コロナウイルス感染症の状況により、全面的にオンライン開催とする可能性があります。

プログラム:
10:00-10:10
参加者自己紹介
10:10-11:40
研究報告
佐々木紳(成蹊大学文学部)
「ファトマ・アリイェがつなぐ近代世界:オスマン帝国、中央ユーラシア、欧米」
討論:松尾有里子(お茶の水女子大学)
竹村和朗(高千穂大学人間科学部)
11:40-12:00
研究打ちあわせ

* 共同研究者と論集執筆者による打ちあわせを行います。

※ 参加を希望される方は、1月26日(水)までに、次の参加申し込みのGoogleフォームにアクセスし、必要事項を送信してください。
https://forms.gle/94czJyYYvUiLe14m6

【お問い合わせ】
磯貝真澄(千葉大学大学院人文科学研究院)
isomasu3★mbe.nifty.com

★を半角のアットマークに書き換えてご連絡ください。

日本学術振興会カイロ研究連絡センター第13回定例懇話会のお知らせ

この度はEJUSTに長くお拘りになられた渡邊先生にお話いただけることとなりました。新春1月の会に相応しく輝ける金のお話です。ぜひ、多くのみなさまにご参加いただきたく、ご案内いたします。オンラインの開催となりますので、お手続きのほど、よろしくお願いいたします。

◆ 日時:
2022年1月28日(金曜) 開始時間:カイロ13時より (日本時間20時より) 60分
質疑応答:30分
◆ 配信方法:
Zoom
◆ 講演:
「エジプト・日本における金(ゴールド)の過去と現在」
◆ 講師:
渡邊公一郎(JICA国際協力専門員、九州大学名誉教授、専門;資源地質学)
◆ 要旨(講師記)
金(ゴールド)は化学的に極めて安定であり、錆びず、加工しやすいことから、長い歴史を通して祭事、貨幣、宝飾品等、多くの利用があり、現代ではICチップや宇宙技術にも利用される高価で特異な、そして人間社会に不可欠の金属です。金(ゴールド)は人類史を通してしばしば重要な役割をなし、時に歴史を大きく変えるきっかけにもなりました。
古代エジプトのファラオは黄金を大量に採掘・活用し、金(ゴールド)は古代エジプトの代名詞にもなっています。ファラオの時代には、世界の金産出の大半がエジプトや南のヌビアだったとの記録もあります。それらは砂金として採掘したり、金鉱石を採掘し製錬したようですが、それらはどこで採掘・製錬されどのようにして加工・利用されたのでしょうか。
一方、日本において金(ゴールド)は7世紀に東北で発見され利用され始めたと言われています。17世紀初めには日本は世界でも有数の金産出国となり、銀とともに海外との交易で海外の物品や武器、大型船等を購入するために支払われました。金は日本の歴史にも様々な影響を与えています。日本中で金鉱山が探査・開発され、多い時は6,000か所を超える鉱山があったとの記録もありますが、現在は4つの金山があるのみです。
今回の話しでは、エジプトと日本における金に関する採掘や利用の歴史を概観し、現在の金の採掘状況や我々の研究チームによる両国における調査研究結果の一部を紹介したいと思います。
●参加方法:
講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール( )にて、前日までに必ずお申込みください。
ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。
※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。

中東情勢オンライン講演会(天寺祐樹 駐リビア臨時代理大使「国政選挙を巡るリビア情勢」)

この度、中東調査会は、天寺 祐樹 駐リビア臨時代理大使を講師にお招きし、中東情勢講演会を実施いたします。
天寺臨代には、国政選挙の動向や選挙を取り巻く国際情勢、リビア経済と日リビア関係についてご講演いただく予定です。
本講演会は、オンライン(Zoomウェビナー)での開催となります。
是非ご参加賜りますようお願い申し上げます。

日時:
2022年1月28日(金)16:00~17:30(日本時間)
講師:
天寺 祐樹(駐リビア臨時代理大使兼リビア特別調整官)
演題:
「国政選挙を巡るリビア情勢」
参加費:
会員1,000円 非会員3,000円(お振込み後の払い戻しは対応致しかねます)
主催:
公益財団法人中東調査会

※まことに勝手ながら、お申込み先着順とさせて頂きます。

なお、定員に達した場合は、お申込みを締め切らせて頂くことがございますので、あらかじめご了承頂けますと幸いです(定員となりました際は、その旨メールにてご連絡させて頂きます)。

1.お申込方法

(1)下記に必要事項をご記入の上、中東調査会宛( )にご返信下さい。

申込者氏名(フリガナ):
法人名:
部署・役職名:
Email:
TEL:

※ご記入いただいた個人情報につきましては、適切に管理し、当講演会に関する業務のみに使用いたします。

(2)参加費をお振込みください

お申込み頂いた方は以下の振込先に参加費をお振込み下さい。

  • 振込先:
    みずほ銀行 虎ノ門支店
    普通2115962
    口座名義 ザイ)チュウトウチョウサカイ
  • 振込期日: 2022年1月25日(火)23:59

【ご参加費】

  • 会員:1,000円
  • 非会員:3,000円

(ご自身が会員か非会員かご不明な場合はお問い合わせください)

※お申込者と振込人名義が異なる場合は、その旨を振込メモ欄にご記入いただくか、メールでお知らせください。

※ご請求書をご希望の場合は、PDFにて発行いたしますので、お申し込みの際に宛名を明記の上、メールでお知らせください。

なお、請求書発行以降のキャンセルは対応いたしかねますのでご了承いただきますよう、お願い申し上げます。

※領収証をご希望の場合は、ご入金確認後にPDFにて発行いたしますので、領収証の宛名を明記の上、メールでお知らせください。

2.ご入金確認後、ウェビナー事前登録依頼メールを送信します

(1)ご入金が確認できた方に、1月26日(水)に「ウェビナー事前登録依頼メール」をお送りします。同メール内のリンクから必ずご登録ください。
(2)ウェビナーの事前登録後、「中東調査会」名でウェビナー講演会のURLが届きます。当日はこのURLからご参加ください。

【ご注意ください!】

※ウェビナーへの事前登録をしないままですと、当日ご参加頂けません。

※1アカウント1名様のみとさせて頂きます。同一名義で複数のログインはご参加をお断りすることもございますのでご注意ください。

※Zoomの操作に関するお問い合わせはお受けできません。

3.当日の流れ

  • 講演開始時間の5分前からウェビナーにご参加頂けます。
  • 皆さまの音声と画像はオフとさせていただきます。
  • 画面内の「Q&A」にご質問をお書入れください。司会者が取りまとめた上で、講師に質問します。
  • 動画の撮影・録画は固くお断りいたします。

4.お問い合わせ先

TEL:03-3371-5798 Email:

担当:高橋、伊藤

【講師略歴】

天寺 祐樹(あまでら まさき)

平成10. 4 外務省入省
11. 4 在シリア日本国大使館
13. 7 在スーダン日本国大使館
16. 5 外務省中東アフリカ局中東第二課
17.12 在イラク日本国大使館
19.12 在アメリカ日本国大使館
22. 6 外務省経済局国際経済課
25. 8 外務省国際情報統括官室(分析専門官)
29. 2 在ヨルダン日本国大使館(在シリア日本大使館兼任)
令和  3. 3 駐リビア臨時代理大使(リビア特別調整官)

人文学のための古代DNAセミナーの御知らせ

今月28日に弊センターの共催で開催されるイヴェント「人文学のための古代DNAセミナー」の御知らせのため、投稿させていただきました。
要項・登録等々は下記リンクを御覧下さい(ウェビナー開催です)。
https://src-h.slav.hokudai.ac.jp/jp/seminors/src/2021.html#220128

中東にフォーカスしたものでは必ずしもないのですが、今後の人文学そのものの課題の1つとなろう文理協働の在り方について、古遺伝学および古病理学とを主題に考える場となればと思っております。
御関心の向きはぜひ御登録下さい。
情報の転送も歓迎です。

宜しく御願い申し上げます。
失礼致します。

ブックローンチのお知らせ:ロシア東欧ユダヤ史からイスラエルを見る

このたび、From Europe’s East to the Middle East: Israel’s Russian and Polish Lineagesという共編著(w. Kenneth B. Moss & Benjamin Nathans)をペンシルベニア大学出版局から上梓しました。

1月26日(日本時間27日午前0時)にZoomウェビナーで、ロシア・ユダヤ史とイスラエル史の専門家それぞれ2名にコメントいただき、それに編者3名が応答する形で、ブックローンチを開催いたします。
アメリカ西海岸が朝の7時という時間で、日本は日付が変わる時間からの開始で大変申し訳ありませんが、1時間ほどお付き合いいただけましたら幸いです(なお、録画配信の予定はありません)。

詳細は以下をご覧ください。そこに記載されたGoogle Formsからお申し込みいただきましたら、前日にリンクをお送りいたします。なるべく2日前までにお申し込みください。

https://www.tarotsurumi.com/book-launch-from-europe-s-east-to

なお、同書は1月19日から2月2日までの期間限定で、以下のサイトに「EURMIDEAST30-FM」のコードを入れていただくことで30%引きでお求めいただけます。
https://www.combinedacademic.co.uk/9780812253092/from-europes-east-to-the-middle-east/

ご不明な点がありましたら、以下のアドレスまでお気軽にお問い合わせください。

どうぞよろしくお願いいたします。

第4回中東音文化研究会(オンライン開催)のお知らせ

■日時:
2022年1月22日(土)14:00-15:00
■内容:
谷正人著『イラン伝統音楽の即興演奏:声・楽器・身体・旋法体系をめぐる相互作用』(2021年、スタイルノート)の読書会
■出演:
谷正人(著者、神戸大学)、増野亜子(コメンテーター、東京芸術大学)、東田範子(コメンテーター、東京芸術大学)、飯野りさ(司会、東京大学)
■主催:
科研費基盤研究(B)『中東少数派の音文化に関する研究:共有と非共有に着目して』(研究代表者:飯野りさ)
■申込み方法:
参加ご希望の方は前日の21時までに下記リンクからご登録下さい。
https://forms.gle/VTbfzRJB9x67E4XE8
ズームのリンクをご登録のメールアドレスまでご連絡申し上げます。
■連絡先:
(飯野)

名取洋之助写真賞受賞作品展のお知らせ

新進写真家の発掘と活動を奨励するために創設された名取洋之助写真賞。
第16回受賞作品写真展が以下の内容で開催される予定です。

名取洋之助写真賞
川嶋久人(早稲田大学人間科学部卒、日本写真芸術専門学校卒)
「失われたウイグル」(カラー 30点)
名取洋之助写真賞奨励賞
喜屋武真之介(京都大学文学部中退)
「母と、子」 (モノクロ 30点)

2022年1月21日(金)~1月27日(木)
FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1
港区赤坂9−7−3
10:00~19:00 (最終日は、16:00まで) 入館無料。

2022年2月4日(金)~2月10日(木)
富士フイルムフォトサロン 大阪
中央区本町2−5−7
10:00~19:00 (最終日は、14:00まで) 入館無料。

詳細については、以下のサイトをご覧下さい。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/220121_01.html

*写真展の中止・変更の可能性もありますので、お出かけの際は、事前にご確認ください。

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」 研究会のご案内

以下のとおり、1月19日(水)に「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」研究会を開催いたします。
全体討論の時間も設けておりますので、良いディスカッションの場になれば幸いです。
皆さまのご参加をお待ちしております。

「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」
研究会のご案内(2022年1月19日)

概要:
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)と立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)は、デュアルプラットフォームで「現代中東研究コロキアム(Contemporary Middle Eastern Studies Colloquium)」を設立いたしました。日本における現代中東研究、特に政治分野の研究を推進・発展させるための一助となるべく、研究者の専門分野・地域間の対話を今一度活性化し、さらなる広がりと深みを持つ新たな研究の展開を目指します。また、次世代(若手)の現代中東研究者を後押しするための機会と場を設けることで、アカデミアでの認知度のアップやキャリア支援ができればと考えています。
日時:
2022年1月19日(水) 14:00~18:00
場所:
Zoomにてオンライン開催(参加無料:要事前登録)
14:00
開会
14:10~15:10
報告1:松尾昌樹(宇都宮大学)「グローバル化と政治体制:石油貿易が生み出す権威主義国と民主主義国の相互依存関係」
15:10~16:10
報告2:山本健介(静岡県立大学)「エルサレムの聖地管理をめぐる域内政治:ヨルダンの対外政策を中心に」
(休憩)
15:20~
全体討論
参加登録:
Googleフォームよりご登録ください。
(登録締切:2022年1月17日)
https://forms.gle/N8fvuxUyzj2LUfxh9
問合先:

(担当・二宮【立命館大学中東・イスラーム研究センター】)
主催:
現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)、立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)
共催:
科研費基盤研究(A)「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(研究代表者:青山弘之 課題番号:18H03622)
科研費基盤研究(B)「計量テキスト分析を用いた現代中東における新たな政治的動員に関する実証研究」(研究代表者:末近浩太 課題番号:19H04374)
科研費基盤研究(B)「現代中東における政治と宗教:「アラブの春」以降のムスリム同胞団を事例に」(研究代表者:横田貴之 課題番号:19H04370)
科研費基盤研究(B)「権威主義体制における分配政治の変容とアカウンタビリティ改革:中東諸国の比較研究」(研究代表者:石黒大岳 課題番号:19H01454)

『ジハード・フォー・ラブ』オンライン上映会のお知らせ

イスラーム教徒の同性愛者たちをテーマにしたドキュメンタリー映画『A Jihad for Love』(米2008年)のオンライン上映会を開催します。本人もゲイ・ムスリムであるパーヴェズ・シャルマ監督も登壇します。ムスリム社会におけるLGBTという問題を切り口に、聖典の解釈をめぐる議論や、性的少数者の権利など、現代的な諸問題を考えるきっかけになれば幸いです。多くの方々のご参加をお待ちしております。

開催日時:
2022年1月19日(水)17:00~19:45
開催方法:
Zoomウェビナー(申込みされた方にURLをお送りします)
プログラム:
17:00~ 趣旨説明・映画と監督の紹介
17:10~ 映画上映
18:40~ アラブ文化研究会発表
19:00~ パーヴェズ・シャルマ監督Q&A

お申し込みはこちらから↓
https://forms.gle/WD7KjhcVhSA8Cud8A

詳細はこちらからもご確認いただけます↓
https://arabic.sfc.keio.ac.jp/?p=1042

主催
 
アラブ文化研究会(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)
共催
 
科研費基盤A「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」
協力
 
イスラーム映画祭
問い合わせ
 
(慶應義塾大学・山本薫)

中東の「公共性と福祉」研究会のご案内

NIHU地域研究推進事業「現代中東地域研究」上智大学拠点は、科研費基盤研究B「ムスリム社会におけるマスラハ(福利)の実践―弱者の権利をめぐる比較研究」との共催で、下記の要領で中東の「公共性と福祉」に関する研究会を開催いたします。

皆様のご参加をお待ちしております。

中東イスラームにおける「公共性」を歴史のなかに探る試みとして、今回は、オスマン帝国史・中東都市社会史をご専門とする藤木健二さん(慶應義塾大学文学部准教授)に、オスマン帝国における慈善と救貧理念と実相についてお話を伺います。

中近世イスラーム世界、オスマン帝国史、地中海世界史、現代中東の社会にご関心のある方は奮ってご参加ください。

【日時】
2022年1月13日(木)19時00分~20時30分
【場所】
Zoom
【プログラム】
司会 堀井聡江(桜美林大学)
19:00 - 19:05
趣旨説明 (岩崎えり奈 上智大学)
19:05 - 19:50
藤木 健二(慶應義塾大学文学部)「近世オスマン帝国都市の慈善と救貧」
19:50 - 20:30
ディスカッション
【参考文献】
藤木健二「近世オスマン帝国都市の慈善と救貧(シンポジウム「環地中海都市の慈善と救貧 ─中世から近世へ─」)」『史学』第87巻3号(2018年),141-160頁.
藤木健二「一八世紀イスタンブルにおける皮鞣工イブラヒムの遺産とその相続」『史学』第88巻3・4号(2020年),47-72頁.
【主催】
上智大学イスラーム研究センター http://dept.sophia.ac.jp/is/SIAS/
  • NIHU地域研究推進事業「現代中東地域研究」上智大学拠点
  • 科研費基盤研究B「ムスリム社会におけるマスラハ(福利)の実践―弱者の権利をめぐる比較研究」(代表:堀井聡江)
【参加方法】
ご参加くださる方は、専用のフォーム(https://forms.gle/d919djQoox239y7m8)に記入しお申し込みください(締切2022年1月11日(木))。
ご希望される方には、ズーム参加手続き情報をお送りいたします。
【お問い合わせ】
イスラーム研究センター事務局EMAIL: ias-iac*sophia.ac.jp(*を@に置き換えて下さい)

上智大学イスラーム研究センター
〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
上智大学四谷キャンパス3号館2階215B~216B室
TEL: 03-3238-4073~74
FAX: 03-3238-4074
ias-iac*sophia.ac.jp(*を@に置き換えて下さい)
http://dept.sophia.ac.jp/is/SIAS/index.html

駒場中東セミナー「ムスリム知識人が問い直す伝統と近代:エジプト的な宗教認識を軸として」

東京大学中東地域研究センター(UTCMES)では、連続セミナー「中東と遺産:文化・歴史・信仰の展開」を全13回の予定でオンライン開催しています。

今年度最終回となります第13回セミナーが以下の通り開催されますので奮ってご参加ください。

◇第13回  2021 年 1月12日( 水 )17:00 ~ 18:30

黒田彩加(立命館大学)
「ムスリム知識人が問い直す伝統と近代:エジプト的な宗教認識を軸として」
参加申し込みはこちらのフォームから受け付けしております(前日11日までにご登録下さい)  ⇒
https://forms.gle/o7WuoHNDy8zK6tX5A

〇今年度行われたセミナー概要は弊センターニューズレターからもお読みいただけます(年度前半開催については既刊19号、後半開催については3月刊行20号にて)。
ご希望の研究室宛てには郵送いたしますのでお知らせください。

〇更新情報は
UTCMESのWebサイト https://webpark1041.sakura.ne.jp/park-ssl/ja/
Twitter(@UTCMES)でも発信しています。

ぜひこちらもご確認頂きましたら幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。

「アラブ、イランの女性映画監督」シャヒーンの会オンラインセミナー開催のお知らせ

平素より大変お世話になっております。会員の 毛利奈知子(一橋大学修士1年)です。
シャヒーンの会では、「アラブ、イランの女性映画監督」をテーマに第4回オンラインセミナーを1月8日(土)に開催いたします。
イスラーム映画祭主宰の、藤本高之氏より、アラブ(チュニジア、 アルジェリア、 モロッコ、パレスチナ)、イランの女性映画監督をご紹介いただきます。
質疑応答の時間も設けております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

【シャヒーンの会 第4回オンラインセミナー1月8日(土)開催のお知らせ】

セミナータイトル:
『アラブ、イランの女性映画監督』~イスラーム映画祭7の上映作品を中心に~
日時:
2022年1月8日(土)20:00~21:15(21:30まで延長の可能性あり)
開催方法:
Zoomによるオンラインセミナー(参加費無料・要事前登録)
講師:
藤本 高之 (ふじもと たかゆき)氏 (イスラーム映画祭主宰、映画キュレーター)
【セミナー内容】
アラブ(チュニジア、 アルジェリア、 モロッコ、パレスチナ)、イラン出身の女性映画監督をイスラーム映画祭7(2022年2月~4月に開催予定)の上映作品からを中心にご紹介いただきます。
【講師プロフィール】
映画キュレーター。20代の頃にバックパッカーでイスラーム諸国を訪ねた経験と非欧米圏映画の知見をあわせ、2015年に「イスラーム映画祭」( ) を一人で立ち上げる。毎年東京・名古屋・神戸の3都市で開催。全額自己負担の個人企画。編著「映画で旅するイスラーム」、 日本経済新聞夕刊 2021年12月毎週水曜日「映画で知る中東世界」連載掲載中。
申込方法 :
※申込締切:1月7日(金)23:00まで
下記の申込専用フォームリンクより申込みください。
https://forms.gle/GQuabR9uDa1Gdsfi8
※お申込み後、開催日までにご登録いただいたメールアドレス宛にZoom参加用のリンクをお送りいたします。
問い合わせ・連絡先:
毛利奈知子  シャヒーンの会 ~南・西アジア文化芸術研究会~主宰
e-mail: 
シャヒーンの会HP :  http://shaheen.jp/

中東現代文学研究会1月例会のお知らせ

中東現代文学研究会(MMEL)1月定例研究会(通算第25回)
http://www.projectwatan.jp/archives/activities/activities-1255

【日時】
2022年1月8日(土)、9日(日)
【参加申し込み】
https://forms.gle/Kq976XGKvJy8UF8m9 
【会場】
対面 / オンライン(ZOOM)(★いずれも要申し込み★)
■対面:
京都大学 吉田南キャンパス総合人間学部棟地下、1B05講義室
地図:http://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/
※総合人間学部棟は、吉田南キャンパス正門入ってすぐ左手の建物です。時計台側の北側通用扉からお入りください。
※資料準備の都合上、会場参加の場合もお申込みください。
■オンライン:
申し込まれた方に、追ってZoomリンクをお送りします。

【プログラム】

■1月8日(土)13:00-18:30
●参加者自己紹介・近況報告
13:00-13:30
1. 発表
13:30‐15:15
久野量一(東京外国語大学、ラテンアメリカ文学))
「ラテンアメリカの中東文学――『砂の三角州』を読む」
中東に出自を持つラテンアメリカ作家たちにとって、祖国とは何なのか。中東以外の「中東文学」の一例として、ラテンアメリカで書かれた中東文学作品をいくつか取り上げて、その特徴を探る。
●休憩
15分
2. 中東映画鑑賞
15:30‐18:30
イスラエルのパレスチナ人でヘブライ語作家のサイィド・カシューア(1975-)のデビュー小説『踊るアラブ人』を『カップファイナル』『シリアの花嫁』のエラン・リクリス監督が映画化。イスラエル文学がご専門の細田和江さんの解説で鑑賞します。
『踊るアラブ人』 (2014、イスラエル、105分)
監督:
エラン・リクリス
言語:
ヘブライ語、アラビア語(英語字幕)
原作:
サイイド・カシューア『踊るアラブ人』(2002)
解説:
細田和江(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、イスラエル文学)
【あらすじ】
イスラエル領内のパレスチナ人が多く暮らす町ティラ(カシューアの出身地)で生まれたイヤードは幼少期から神童として知られ、エルサレムの名門寄宿学校に入学を許される。そこで様々な言葉や文化、アイデンティティに関する困難に遭遇する……。
●懇親会
19:00-
■1月9日(日) 10:30‐17:00
3. 特別企画
『リトル・パレスティナ』上映会&監督講演会プレ企画
10:30-12:30
2021年の山形国際ドキュメンタリー映画祭では、ダマスカス郊外ヤルムーク・キャンプの封鎖経験を主題としたアブドゥッラー・ハティーブ監督の『リトル・パレスティナ』が上映され、《アジア千波万波》部門で大賞を受賞しました。同映画上映会と監督講演会を2月6日(日)にオンラインで開催予定です。これに先立ち、本研究会ではプレ企画として、ヤルムーク・キャンプにかつて足繁く通われた岡崎弘樹さんと、『リトル・パレスティナ』の字幕翻訳を担当された佐藤愛さんに同キャンプと映画作品についてお話いただきます。
1) 岡崎弘樹(日本学術振興会、アラブ近現代政治思想)
「ヤルムーク・キャンプの歴史と思い出」
ダマスカス南方に位置するヤルムーク・キャンプは1957年以来パレスチナ難民の居住区として、後には首都郊外のベットタウンとして発展を遂げた。パレスチナ人以外の住民が多数派となりながらも、依然としてシリアのパレスチナ人が集う場として機能し続けた。同キャンプにおける2010年代の包囲以前の暮らしや文化・芸術活動、さまざまな形で現れるリアルな矛盾などについて、かつての現地経験をもとに報告者が語る。
2) 佐藤 愛(英語通訳・翻訳者、英語アラブ文学)
「難民、キャンプ、《ワタン》――『リトル・パレスティナ』が投げかける問い」
自らもヤルムークの住人であるアブドゥッラー・ハティーブ監督は、アサド政権による過酷な封鎖下で必死に生き延びようとする難民たちの姿をカメラに捉えながら、様々な思索をめぐらせる。その中には「ワタン」をめぐる問いといえるものも少なからず含まれている。字幕翻訳者として本作に関わった経験を足掛かりに、『リトル・パレスティナ』で提示されている「ワタン」の問い、およびその他の注目すべきポイントをご紹介したい。
●ランチ休憩
(60分)
4. 特集《東南アジアのムスリム文学》
13:30-16:00
1) 野中 葉(慶応義塾大学、インドネシア研究)
「《マジカル・イスラーム》と現代インドネシアのムスリム社会――フェビー・インディラニが描く危機感と希望」
近年インドネシアでは、穏健で寛容とされてきたイスラームの保守化が進み、他の宗教や「正統でない」イスラームを排除するような動きが顕在化している。女性作家フェビー・インディラニは自身の作品を「マジカル・イスラーム」と呼び、ファンタジーとユーモアを交えながら、こうした社会変化を痛切に批判する。本報告では、現代インドネシア社会の現状を踏まえつつ、フェビーの短編小説の世界観と意義を考察する。
2) 藤井 光(東京大学、英語圏現代文学)
「ふれあわない手を、物語の向こうへ:アルフィアン・サアット『マレー素描集』」
シンガポールのマレー人作家であるアルフィアン・サアット(Alfian Sa’at, 1977-)は、マレー語と英語の双方で創作を行う詩人・劇作家・小説家である。本発表では、サアットが2012年に発表した短編集『マレー素描集』(Malay Sketches)から、シンガポールの歴史や政策に翻弄されるマレー人たち、マジョリティである華人との関係、マレー人共同体の過去やマレーシアの描かれ方などを取り上げ、それらが英語で語られることの意味を考察する。
※アルフィアン・サアット『マレー素描集』(藤井光訳、書肆侃侃房、2021年9月刊行)  
●今後の打ち合わせ(研究会メンバーのみ)
16:15‐17:00
【共催】
中東現代文学研究会
科研基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(代表:岡真理)
【問合せ】

イスラーム信頼学ワークショップ「ディアスポラによる「遠隔地ナショナリズム」と信頼構築」のお知らせ

科学研究費学術変革領域研究(A) 「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」は、ワークショップ「ディアスポラによる「遠隔地ナショナリズム」と信頼構築」を開催いたします。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

「イスラーム信頼学」ワークショップ「ディアスポラによる「遠隔地ナショナリズム」と信頼構築」

日時:
2022年1月6日(木曜日)13時~15時
報告者:
長有紀枝(立教大学、A03班研究分担者)
「母国の信頼構築に影響を与えるボスニア・ヘルツェゴヴィナのムスリム・ディアスポラのコネクティビティ:スレブレニツァ事件のジェノサイド認定を巡るロビー活動を事例に」
コメンテーター:
佐原徹哉(明治大学、B03班研究分担者)
司会:
黒木英充(東京外国語大学AA研/ 北海道大学SRC、A03班研究代表者・領域代表者)
【発表要旨】
ボスニア・ヘルツェゴヴィナは、他の旧ユーゴ諸国や東・中欧諸国同様、出稼ぎ労働者や移民の送り出し国として知られています。
難民の帰還が見込まれたボスニア紛争終結後も、多くの住民が国外に移住、現在、国民の約半数以上が海外にいる計算です。
本報告では「遠隔地ナショナリズム」「犠牲者ディアスポラ」という概念を手掛かりに、ボスニア・ムスリムのディアスポラ組織がどこでどのように形成され、何を目的に活動しているのか、世界的にどのようなネットワークを築き、未だ分断が激しい祖国の平和構築や信頼構築にどのような影響を与えているのか。
クロアチア人やセルビア人移民との違いを意識しつつ、ボスニア紛争終盤に発生した「スレブレニツァ事件」のジェノサイド認定をめぐるロビー活動を事例に検討します。
使用言語:
日本語
開催形態:
一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
こちらのリンクよりお申込みください。
【イベントページ】
https://connectivity.aa-ken.jp/activity/484/
共催
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
A03班「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(ILCAA/ SRC); 20H05826)
B03班「紛争影響地域における信頼・平和構築」(研究代表者:石井正子(立教大学);20H05829)
問い合わせ・連絡先
太田絵里奈 e.otatsukada[at]aa.tufs.ac.jp