日本中東学会

年次大会・公開講演会・研究会等

公開講演会

日本中東学会第29回公開講演会「自伝が語る世界-近現代の中東・中央アジア」

日本中東学会第28回公開講演会のチラシ。詳細は本文のとおり。

日本中東学会が主催し、中東について広く知っていただくため毎秋に開催する公開講演会を、 今年は吉祥寺で成蹊大学アジア太平洋研究センターと共催で行います。自伝を切り口にオスマン帝国、ソ連初期の中央アジア、現代シリアのそれぞれの時代と社会を、経験豊かな研究者たちが縦横無尽に語ります。日記文学の伝統のある日本と響き合うテーマなので、中東と縁の薄い方も楽しめるはずです。対面とオンラインのハイブリッド開催です。

会期・会場

2023年11月12日(日)13:30~17:00(会場13:00)
成蹊大学6号館301教室【Zoomウェビナー併用】

アクセス:東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1 JR・京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩15分 関東バス『成蹊学園前』下車1分

お申込

対面参加の方は申込不要(先着250名)。

オンライン参加の方は11月9日(木)までに、以下の登録フォームURLよりご登録ください。(定員なし)

[登録フォーム]
https://forms.gle/ZfTdyrZVBGgqAhrJA
※前日までに登録先メールアドレスに当日のZoomリンクをお送りします。

対象

学会員に限らず、どなたでもご参加いただけます。参加費無料。

プログラム

13:30-13:35
開会挨拶
13:35-14:15
佐々木 紳(成蹊大学)
「自伝のなかのオスマン帝国
―ミドハト・パシャがみた近代」
14:15-14:55
磯貝 真澄(千葉大学)
「ソ連初期のムスリム知識人の自伝的回想を読む
―ウラマーとボリシェヴィキ」
14:55-15:35
岡崎 弘樹(亜細亜大学)
「2000年代シリアにおける自伝ブームとその行方 ―エキュメニカルな社会の模索」
15:35-15:45
休憩
15:45-16:15
小松 久男(公益財団法人東洋文庫)・後藤 絵美(東京外国語大学) コメンテーターからのコメント
16:15-16:55
質疑応答
16:55-17:00
閉会挨拶

登壇者プロフィール(登壇順・敬称略)

佐々木 紳(ささき・しん)
専門はトルコ近現代史(オスマン帝国の近代化改革)。成蹊大学文学部教授。 著書に『オスマン憲政への道』(東京大学出版会、2014年)、訳書にアフメト・シェフィク・ミドハト著『ミドハト・パシャ自伝―近代オスマン帝国改革実録』(東京大学出版会、2023年)、編書に成蹊大学文学部学会編『歴史の蹊、史料の杜―史資料体験が開く日本史・世界史の扉』(責任編集、風間書房、2023年)など。
磯貝 真澄(いそがい・ますみ)
専門は中央ユーラシア近現代史(ロシアのウラマーとムスリム社会)。千葉大学大学院人文科学研究院准教授。共編著書に『帝国ロシアとムスリムの法』(昭和堂、2022年)、『中央ユーラシアの女性・結婚・家庭:歴史から現在をみる』(国際書院、2023年)がある。
岡崎 弘樹(おかざき・ひろき)
専門はアラブ近代政治思想(ナフダ思想やイスラーム改革主義)、現代シリア文化(1967年以降の思想・文学・映画)研究。亜細亜大学国際関係学部多文化コミュニケーション学科専任講師。著書に『アラブ近代思想家の専制批判―オリエンタリズムと〈裏返しのオリエンタリズム〉の間』(東京大学出版会、2021 年)、訳書にヤシーン・ハージュ・サーレハ著『シリア獄中獄外』(みすず書房、2020年)など。
小松 久男(こまつ・ひさお)
専門は中央アジア近現代史。東京大学名誉教授、東洋文庫研究員。主著に『革命の中央アジア−あるジャディードの肖像』(東京大学出版会、1996)、『イズラヒム、日本への旅−ロシア・オスマン帝国・日本』(刀水書房、2008)、『激動の中のイスラーム−中央アジア近現代史』(山川出版社、2014)、事典の共編に『岩波イスラーム辞典』(岩波書店、2002)、『中央ユーラシア文化事典』(丸善出版、2023)など。
後藤 絵美(ごとう・えみ)
専門は近現代イスラーム研究、ジェンダー。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。著書に『記憶と記録にみる女性たちと百年(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ5)』(共編著、明石書店、2023年)、訳書にナディア・ワーセフ著『シェルフ・ライフ―カイロで革新的な書店を愛し育て、苦悩した記録』(G.B., 2023年)がある。

主催・共催

主催:日本中東学会 共催:成蹊大学アジア太平洋研究センター

問い合わせ先

igarashidaisuke[a]waseda.jp(五十嵐大介、日本中東学会企画担当理事)[a]は半角の@に変更してください。